過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:00:45.18 ID:FnrEbXqAO
 早朝の不可解な現象は士郎の頭の隅にしがみついており、それが忘却の海へと沈みかける度に、彼は手の甲に巻いた包帯を見つめてその痣の顕現を思い返す。

 友人の一成や慎二に包帯の事について指摘されるが、彼は曖昧な返事で何とか煙に巻いている。
 彼の本質上その行動は本意ではないがそれも仕方無いだろうと士郎は半ば強引に自分を説得していた。

 その痣は普通ではない。
 まるで何者かが意図的に彫ったかのような規則的な形の紋様。
それはかつて自分の人生の矜持、正義の味方でありたいという願いを確固たるものとして造り上げた男、衛宮切嗣の正体を彷彿させた。


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