過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)
2011/10/26(水) 12:26:12.59 ID:WLALHzCAO
 マスターがカウンターの下から黒塗りの物体を取り、青年に突き付けた。
それはこの世で最もシンプルで、解りやすい殺戮の象徴だった。

「構わない。むしろ感謝したいくらいさ。だって――」

 青年が何か言いかけたところで突き付けられた銃口から鉛玉が射出された。
ほぼゼロ距離から放たれたそれを避ける事はかなわず、青年の頭は血と脳漿を撒き散らす。

「――――っ!」

 鮮血が店の床を汚してから二秒。
店内の客は皆自分の得物を取り出す。標的は頭を打ち抜かれた青年。ある者はナイフで首を掻き切り、ある者は鉛玉を四肢に浴びせ、またある者は粗悪な槍で背後から胸を貫いた。
 絶命は確実。誰もがそう思った矢先、青年の口角が大きく歪む。


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