過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
1- 20
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:01:34.04 ID:FnrEbXqAO
 だからこそ士郎は痣を直隠しにする事に決めた。
衛宮切嗣の魔術師としての本質を僅かとはいえ垣間見たからこそ、彼を彷彿させるその痣は不偏なる日常の敵性であると彼は判断する。
 だからこそ士郎は痣を隠し、そしてそれは一人を除いて誰からも悟られなかった。
 だからこそ、不自然なまでによそよそしい彼の態度は彼女に悟られた。
あまりに不自然だったからこそ、当然優秀である彼女だけはその不自然に自然に気付く。

「聖杯に見初められたようね、衛宮くん」

 凜と響く声――。
 それは士郎にとって一部を除いて滞りなく過ぎていった一日を、あっさりと打ち崩す音だった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
115Res/55.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice