94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(九州)[saga]
2011/11/02(水) 01:14:26.64 ID:k3eIpiWAO
「え?」
士郎の身体が硬直する。桜は彼の心境を知ってか知らずか、取ってつけたような笑みを張り付けたままだった。
「先輩嘘吐くの下手なんだから。いくら私でも直ぐ解りますよ。その手の包帯の下にあるんでしょう? 令呪が」
桜は制服の袖を捲り、細い腕に刻まれた令呪を士郎に見せつけた。
「……魔術師だったんだな。まさかお前もこの闘いに乗る気なのか?」
「乗ります」
間を置かず即答。普段の桜は己を殺して他人と同調する性格だが、ここぞという時は絶対に引かない。彼女のそんな本質を知っているからこそ、その言葉は士郎の胸に突き刺さった。
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