過去ログ - まゆり「ブラックウーパーなのです!」
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42:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 18:42:08.29 ID:saC22zk/o
ルカ「岡部さん、来てくださったんですね」

岡部「うんむ、ルカ子よ、組織の陰謀を打ち砕く方法を思索するうちに、自然にな」

ルカは相槌を打って笑った。
以下略



43:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 18:43:35.84 ID:saC22zk/o
ブンッ  ブンッ

ルカが木刀を振る、岡部は境内のベンチに腰掛け、腰を入れろ、とか、握りが甘い、とか注文をつける。

何度と行ってきた習慣である。
以下略



44:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 18:47:13.31 ID:saC22zk/o
境内は陽光に染まっていた。

セミが弱弱しく鳴いている。

岡部とルカはベンチに腰掛けて、
以下略



45:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 18:51:12.32 ID:saC22zk/o
ラボの玄関を開けると、ラボには明かりがついており、
ソファではクリスが論文のページをめくっていた。


クリス「おかえり、早かったわね」
以下略



46:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:12:06.56 ID:saC22zk/o
二人はラボの屋上に立っていた。

岡部は数度目になるクリスへの事情の説明をすませたところだった。


以下略



47:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:14:10.82 ID:saC22zk/o
それは木の台にヒューズのような数字を表示するガラスケースがいくつも連なった
時計のような機械だった。クリスはそれが何かたずねた

岡部「ダイバージェンスメーターだ。この世界線の変動率を示している。この数字はどう見える?」

以下略



48:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:16:05.16 ID:saC22zk/o
岡部は説明を続けた、タイムリープを繰り返すごとにこの数値が変動すること、その数値の変化は岡部にしか把握できないこと、
そしてこの変動率を1以上にすることで、世界線を変動させまゆりの死を回避できるかもしれないということ。


クリス「把握したわ、つまりこのメーターの数値を1以上にするようにタイムリープをするってことね」
以下略



49:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:18:40.38 ID:saC22zk/o
クリス「ダーバージェンスアルゴリズム?」

クリスは不思議そうにうつむくとちょっと考えてから顔を上げるとさらに続けた

クリス「なんぞ、それ?」
以下略



50:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:22:58.58 ID:saC22zk/o
クリス「なるほど、興味深いわね、いったいどんな構造でメーターの変動値になったのかしら、数式が変換された電波信号になんらかの規則性があるのかしら」

岡部「残念ながらそこまでは判明していない。この数式を三つつなげることで世界線の変動率が0.000150前後変動する」

クリス「その数式をまた勝手にダイバージェンスアルゴリズムとか厨二設定で名づけたわけですねわかります、で、その数式を打ち込むわけね」
以下略



51:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:27:40.34 ID:saC22zk/o
カタカタカタカタ


キーボードを打ち込む音がラボに響く

以下略



52:トウニュー[sage saga]
2011/10/28(金) 19:30:04.39 ID:saC22zk/o
少し悩んでクリスが岡部にたずねた

クリス「ねぇ岡部、あなたは今まで何回タイムリープを繰り返して、この世界を繰り返して、何回まゆりの死を見てきたの?」

岡部「幾度となく、だ。数えるのも億劫になった」
以下略



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