過去ログ - 仮面ライダー555 VERSUS リベリオン 対 ギターウルフ ロケ地、白石
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[saga]
2011/11/01(火) 20:44:58.07 ID:bymHgrWI0
だが、弾撃はかなり長い間続けられていた。
プレストンには申し訳ないが、美奈子達にはこれしか取る手段がなかった。
「いつまでも無駄な攻撃をしてるんじゃねえよっ!」
長く続く攻撃に遂に弟の堪忍袋の緒が切れたらしい。
弾丸の乱射を物ともせず強引に攻め込み、弟はプレストンに斬撃を繰り出した。
刹那、美奈子は携帯電話のエンターボタンを押していた。
エクスチェンジ。
「行けええええええええええっ!」
仮面ライダー555のキック。
クリムゾン・スマッシュだ。
弟に向かって駆ける。駆け上がる世界。
弟の眼前に紅の光が花開く。
「やあああああああああああああああっ!」
光の質量と共に、
美奈子の蹴りが弟へ繰り出される。
「甘いんだよッ!」
しかし、それすらも弟は剣を用いて防御した。
驚愕的なまでの反応速度。そして力だ。
攻めている方こそ美奈子だが、明らかに力負けしている。
このままでは弟の剣に身体ごと吹き飛ばされ、追い討ちを掛けられてしまう事だろう。
それでも、美奈子は諦めてはいない。
否、全て作戦通りだ。
嘲笑を込めて、美奈子はそっと弟に囁いてやる。
「そう。剣で防御するよね……。
だって、そうするように仕向けたんだからっ!」
「何だと……!」
「ギーたんッ!」
長く続いたプレストンのマニューバーGRaMXs、
加えて美奈子の追撃に、弟は忘れてしまっていただろう。
流離いのロックンローラー、ギターウルフの存在に。
「オッケー!
ロックンロオオオオオオオオオオオオオオオオルッ!」
ギターウルフが駆ける。走る。走り抜く。
プレストンも、美奈子も、キックの光すら避け、辿り着いたのは弟のすぐ眼前。
「貰ったあっ!」
「何だとお……っ!」
ギターウルフはベルトに手を掛け、
無理矢理にベルトを弟から奪い取った。
弟の変身が解除され、弟は生身に戻される。
それでも弟は剣を捨て、自らの腕で美奈子のキックを防御し続けていた。
半ゾンビとは言え、信じ難い耐久力だ。
しかし、次の瞬間、プレストンが呟いた言葉に、弟は絶望に陥った事だろう。
「変身」
コンプリート。
聞き慣れた合成音声。
「まさか……」
弟は横目でプレストンに視線を向けていた。
美奈子も彼の姿を確認し、満足を込めて頷く。
そう。プレストンが白黒の装甲を纏ったライダーに変身したのだ。
仮面ライダーデルタ。
カイザ、ファイズと違って試作型に近く、誰もが変身出来るベルトのライダーだ。
気弱な渚が使っていたベルトのために少々力不足な感もあるが、実際問題としては性能的にそう違いはない。
ファイズと十分肩を並べる実力を持っている。
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