過去ログ - 仮面ライダー555 VERSUS リベリオン 対 ギターウルフ ロケ地、白石
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51:ny[saga]
2011/11/02(水) 21:26:20.84 ID:1hqkFc1P0
「一体、いくつ形態があるんだよ?」

ギターウルフが少し羨ましそうに呟く。
もしかしたら彼のギターも何段階か変形出来るよう、
改造しようと思っているのかもしれない。

「これで最後ですよ。
これこそ美奈子の最後のデウス・エクス・マキナです」

「混沌の闘争を無理矢理の結末に至らせる機械仕掛けの神……か。
上手い例えだな。そして、見事な思春期発言だ。
リアルな中学生の例えってのは、これだから甘く見れない」

「それ程でも……、です」

頭を掻きながら、美奈子はコードを入力していく。

5・2・1・4。
ファイズブラスター・ディス・チャージ。

肩に背負ったバズーカ砲を上空に向け、
美奈子は多数の空飛ぶ円盤に攻撃を開始する。
何機かの円盤にバズーカ砲の弾丸が直撃した。
空飛ぶ円盤はかなりの衝撃を受けているようだったが、
まだ少し攻撃力が足りないらしく、撃墜には至らなかった。

刹那、ギターウルフが真剣な表情で美奈子に訊ねていた。

「その形態は飛べそうな形態に見えるが……、飛べるか?」

「ええ、背中のジェットで飛べます。
それが何か?」

「俺を乗せろ。円盤をぶっ潰す。
無理なんて言わないよな?」

「そうでした。ギー太さんに不可能はないんですよね?
短い付き合いですけれど、何となく分かってきましたよ。
ブラスターフォームもですけど、
美奈子にとってはギー太さんこそが本当のデウス・エクス・マキナです。
貴方こそ世界の危機に適応する決戦存在なんです。
だから、信頼してます。信頼出来ます。
さあ、肩に乗ってください。
それとプレストンさんは撃墜した円盤の誘爆に巻き込まれないように避難していて下さいね。
……ギー太さん、行きますよ!」

「オッケー! ロックンロール!」

プレストンが去るのを見送ると、
美奈子はファイズブラスターにコードを入力していく。

1・4・3。
ブレイドモード。

ファイズブラスターが剣型に変形し、美奈子の手に収まる。
更に美奈子はコードを入力する。

5・2・4・6。
ファイズブラスター・テイク・オフ。

背中からのジェット噴射が激しくなる。
ギターウルフが肩車の形で美奈子の肩に乗った。
少々格好悪いが仕方がそれは御愛嬌だ。

「征くぜえええええっ!
ロックンロオオオオオオオオオオオオオルッ!」

飛翔する。高く、雲すらも越えて高く。
気付けば蒼穹の空に二人は在った。

「どうしますか、わたしの狼さん?」

「決まってんだろ。
一番でかいのが親玉だ。そいつをぶっ潰す!」

「分かりました」

親玉らしき円盤はすぐに見つかった。
巨大な上に角まで付いている。御親切な事だ。
美奈子はファイズブラスターを操作して、その親玉円盤へと近付こうとしたが、円盤達も必死のようだ。
親玉を斃されないように道筋を遮る。


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