15: ◆WPwc2pN1N6[sage]
2011/10/30(日) 21:18:00.19 ID:haqBpRgUo
奥の間に通されて、ほとんど同時に支部長はやってきた。
組織の長にしては異様に若い、ように見える。眼光が鋭い。
しかし、少年と同じように、魔法使いは若作りの術でも持っているのかもしれない。
……などと、男は考えた。
支部長「……失礼。あなたが特中隊の方で?」
少年「そうです。はい、紋章。あとこっちが現地協力の」
支部長「存じてます。説明会のときにかなりやりあいましたので」
男(記憶にないな)
支部長「特中隊の訪問は、三日後とお聞きしています。なぜこんなに早く?」
少年「僕だけ身軽なので、先行しているんです。いつもそうです」
それから、と一息おいて、少年は身を乗り出した。
少年「副支部長さんが亡くなられたそうで。お悔やみ申し上げます」
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