過去ログ - 向日葵「もう、私がいなくても平気ですわね」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:49:19.20 ID:sisJXbsWo
 すると、櫻子はここぞとばかりに綾乃に質問を連発する。

「先輩、これは……」

「それは担任の先生たちから聞かないといけないから……学年主任の先生にお願いしておくといいわ」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:50:05.92 ID:sisJXbsWo
「杉浦先輩のこれまでの仕事を思い出せばわかるものだってあるでしょう? なにもかも人頼みはよくありませんわ」

「えー……」

「大丈夫よ、古谷さん。私は別に……」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:51:14.35 ID:sisJXbsWo
「……いいですわ、なら櫻子の考えるように任せます」

「おー、任せろ。そのうち向日葵になんか頼らなくていいようになってやるから」

「どうだか」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:52:05.78 ID:sisJXbsWo
 勉強や仕事をそつなくこなすからといって、それが周囲からの評価にどれほど影響を与えるのだろうか。

 もちろん教師を初めとして、優秀な生徒としては認識されるだろう。

 しかし、学校という空間において、それは絶対的なステータスではない。
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:52:48.30 ID:sisJXbsWo
 他に向日葵が知る中でそういうタイプの人間というと、歳納京子が挙げられるだろう。

 理由はよくわからないが、いつの間にか人の輪の中心にいる。

 少々のミスなどものともせず、多くの人と仲良くなれる。
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:53:28.70 ID:sisJXbsWo
「向日葵ー」

 呼ばれてわれに返る。

「な、なんですの?」
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:54:26.83 ID:sisJXbsWo
「わかりましたわ。また櫻子が間違えないか、ちゃんと見張っておきますから」

「しねーよ! 向日葵は見てるだけで十分だから!」

 そう啖呵を切って、先に歩き出す。
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:55:16.18 ID:sisJXbsWo
(なんなのかしら、この子……)

 この前はどこか不機嫌そうだった気がするのだが。

 とはいえ、この幼馴染の気分など、長い付き合いの中でも読めたためしがない。
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:56:12.44 ID:sisJXbsWo
「嫌ですわ面倒くさい」

「なんだとー!?」

 してやったり、と言いたくなるほど櫻子は驚愕した。
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:57:19.16 ID:sisJXbsWo
「……だったらいいし! 私が全部仕事して、向日葵なんて用済みにしてやるから!」

「できるものなら、どうぞ。楽しみですわ」

 反論も平然と受け流すと、櫻子はぐぬぬ、と言葉に詰まった。
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/10/30(日) 18:58:17.81 ID:sisJXbsWo
 沈黙する櫻子。

 心なしか、しょんぼりとして肩を落としているように見える。

 なので、付け足した。
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