過去ログ - あまくさっ♪ すんどめ。
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818:第五話―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」
2012/01/11(水) 22:08:02.28 ID:ztoHlVBS0
 ―――とある数日前、PM06:30、学園都市第1学区、マンション『ニューディレクターズ』(香焼宅)・・・・・







突然だが『魔術師』という職業(?)柄、破天荒な日々は日常茶飯事である。
就寝起床の時間は決まってないし、働く場所さえ定かではない。
ただ、物事には揺らぎがあるように、魔術師の仕事にも忙しさの周期みたいなモノがあるのは確かだ。

多分、此処最近はそんなに忙しくないんだと思う。


五和「でもコウちゃんは、仕事忙しくなくてもプライベートが大変でしょ」モグモグ・・・

もあい「にゃー」モグモグ・・・


否定はしないが、オマエに言われると何故か腹が立つ。


神裂「まぁまぁ。兎角、我々の仕事が無いのは良い事ですよ」コクッ・・・

五和「うんうん。確かにそうですよねぇ……『必要悪』の仕事が無い。これまさに平和」バリバリ・・・

香焼「……でも、それとは別に天草の方の仕事もあるだろ。というか、そっちが本業だし」チラッ・・・

五和「そりゃそうだけど正直、隠れキリシタン派生の私達の仕事なんてねぇ」ゴクゴク・・・

神裂「そっちの方は本部の御老体達(デスク組)に任せておけば良いんですよ」サラッ・・・

もあい「なぅ」コクコクッ


サラリと毒を吐く女教皇(プリエステス)殿。そういえばこの人、デスクの爺ちゃん婆ちゃん達苦手だったな。
まぁ気持ちは分かる。前線組と彼らとのソリが合わないのは今に始まった事ではないらしい。


五和「でも、教皇たるカオリ姉さんが何でお爺ちゃん達に苦手意識持ってるんですか?」チラッ・・・

神裂「うーん……私に前線出るなと再三進言してきますから」ハァ・・・

五和「あらあら、お固い。そんな宝の持ち腐れみたいな事を」ヤレヤレ・・・


だがしかし世間一般的には、彼らの言う事の方が正解なんだと思う。
英国清教・必要悪の教会(ネセサリウス)『主任補佐次席』の肩書が無かったら単に『現人神』として祀っておきたい所なのだろう。

でもぶっちゃけ『暴れん坊女将軍』たる姉さんには無理な進言だ。この人、微妙に戦闘きょ……魁大将が好きみたいだから。


五和「バトルジャンキーってアレでしょ? 某有名格闘ゲームの主人公的に『俺より強いヤツに会いに行く』的な」フフフ・・・

香焼「もしくは強敵を前に『オラ、ワクワクしてきたぞ!』って……って……おま、また心の声(地の分)にツッコみやがって」タラー・・・

神裂「誰がバトルマシーンだ、コラッ」ビシッ!ビシッ!

香焼・五和「「あ痛っ!」」グヘッ!

もあい「みゃっ?!」ビクッ・・・


とばっちり。


神裂「ったく……ところで浦上は? 仕事ですか?」チラッ・・・

香焼「え? 自分は分かんないっす。五和、一緒に来てないの?」チラッ・・・

五和「来てないよ。今日忙しいってメール着て」ホラッ・・・

香焼・神裂「「ん?」」ジー・・・


五和の携帯の画面を見る。絵文字たっぷりの良く分からないメール。とりあえず私用で来れないらしい。




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