829:第五話(22話)―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」[saga]
2012/01/12(木) 06:31:41.64 ID:mh4AEtJV0
アンジェレネ「え? 誰? もしかしてステイルくん?」キョトン・・・
レッサー「んな訳無いでしょ。アレの身内話っての想像出来ません……まぁ多少は興味有りますが」ハハハ・・・
サーシャ「第三の予想ですが、最大主教殿と神裂と土御門? あと……禁書目録くらいでは」フム・・・
アニェーゼ「あのボッチ神父は絶っっっ対ぇ話しませんね。特に最後は……んで? 誰ですか?」タラー・・・
レッサー「ルチア」ビシッ
アニー・アン「「ルチア?」」キョトン・・・
ランシス「確かにあの鬼軍曹の事、ちょっと気になる」コクッ
アニェーゼ「あの子についてですか? うーん……あー」ポリポリ・・・
サーシャ「第七の意見ですが、彼女も結構ミステリアスなのでは? 普段はあんな感じで厳格ですが、実際私達に内面は分かりません」ジー・・・
アンジェレネ「内面はあのまんまだけど……プライベートって事?」ジー・・・
香焼「そういえばルチアさんって休日何してるの? 全然見かけないけど」フム・・・
アニェーゼ「……これ、言って良いのかどうか」タラー・・・
レッサー「えっ?! 何かヤバい事でもしちゃってるんですか!? あの鉄面皮に限って!?」ワクワク・・・
アニェーゼ「いや、そんな面白い話じゃねぇです……ぶっちゃけ、寝てます」ボソボソ・・・
一同『……は?』キョトン・・・
アンジェレネ「あとはご飯食べて、紅茶飲んで、暇潰しに聖書読んで……休みなのに仕事して……そして寝ます」タラー・・・
サーシャ「わ、ワーカーホリック」タラー・・・
ランシス「まるで、見たまんまだね」タラー・・・
アニェーゼ「はい……私が言うのも難ですが、一言で表すと……クッソつまんねぇ人間ですよ、あの子」ハァ・・・
アンジェレネ「とっても良い人なんだよ。仕事も完璧ってくらいにこなすし……でも、ねぇ」ハァ・・・
レッサー「うん……まぁその、予想通り過ぎてゲンナリします」タラー・・・
サーシャ「だ、第三の質問ですが、何か趣味などは」チラッ・・・
アニー・アン「「皆無」」キッパリ・・・
香焼「うっ……で、でも、ほら! 五和とかとよくサロンでお茶してるって聞くよ」アハハ・・・
アニェーゼ「それ趣味じゃねぇです。というか、あの子基本的に誰かが誘わないと下らねぇ会話に参加しねぇんです」ハァ・・・
サーシャ「せ、聖書を読むのは」タラー・・・
アンジェレネ「それ趣味って言える? しかも聖書しか読まないなんて、下手すりゃ狂信者……まぁ狂信者なんだけど、危ない人だよ」タラー・・・
レッサー「それは、その……問題ですね」ポリポリ・・・
アニェーゼ「そうなんですよ。ウラカミとかフロリスが謎な女なら、あの子は『丸見え』過ぎる女なんです」グデェ・・・
ランシス「女として……というか人間として如何なの、それ」ウーン・・・
サーシャ「で、では第二の提案ですが、アニェーゼから何か趣味を持つ様進言してみては?」コクッ・・・
アニェーゼ「しましたよ。でも……『私の時間は私のモノです。何しようと勝手でしょう』って、一蹴されました。あの堅ブツめ」グヌヌゥ・・・
アンジェレネ「部隊の他の子が言っても同じ。『人の事より自分の心配をしろ』って……元も子も無いよ」ハァ・・・
レッサー「うわぁ……でもルチアって非の打ち所が無い程、完璧に仕事こなす女ですから反論出来ないですね」タラー・・・
香焼「……昔からそうなの?」ウーン・・・
アニェーゼ「部隊が出来る前は、多少朗らかでしたけど……基本的には面倒見良くてクソ真面目なヤツですよ」コクッ・・・
アンジェレネ「ただ、普通に笑う時は笑うし、ジョークも通じるから根暗って訳じゃないけど……主体的に何かする事無いから」ハァ・・・
アニェーゼ「仕事と部隊運営に関してだけですよ。アレが動くのは……もう少し『人並み』になって欲しいんですけどねぇ」ジー・・・
サーシャ「第四の予想ですが……困難でしょう。それこそ、ウラカミとフロリスの謎を解くくらいに」ハハハ・・・
香焼「身内の話なのにさ。こんな身近に悩みがあるなんて……人間って難しいね……―――」ハァ・・・
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