887:第五話―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」[saga]
2012/01/23(月) 04:57:41.93 ID:gNwl+Vfi0
フロリス「……てかさぁ。ルチアって、結婚願望ある? それ以前に恋愛願望か」ジー・・・
ルチア「言わなくても分かるでしょ」ハァ・・・
浦上「はははは……じゃあ、家族とか子ども欲しいとは思わない?」チラッ・・・
ルチア「その前提を望まないのに、その後の事は想像も出来ませんね」フンッ
フロリス「こりゃ末期だな。枯れてるにも程がある……あー、なんかランシスがこうなりそうで怖い」タラー・・・
浦上「んー……じゃあもし……もしもだけど……アニェーゼに『告白』されたら如何する?」ニヤリ・・・
ルチア「……はい?」キョトン・・・
フロリス「おぉ! そうだな! オマエんとこの大事なアグヌスちゃんに『好きです、付き合え!』って言われたら!?」キラキラ・・・
浦上「『意味が分からない。過程の話でも性質が悪過ぎる』とか言って逃げるの無しだヨ」ビシッ
ルチア「意味が分からな……え」タラー・・・
フロリス「ほら! 答えな!」ニヤニヤ・・・
ルチア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、断るに決まっています」タラー・・・
浦上「超考えたネ」アハハ・・・
フロリス「やっぱオマエ、レズっ気有るわ」ハハハ!
ルチア「う、五月蠅い! 違う! 今のは単にいきなり過ぎる質問だったから、その……困らせないでください」ハァ・・・
浦上「ふふっ。ごめんごめん。じゃあ聞き方を変えよう……ルチアの恋愛観っての教えて」コクッ
ルチア「私の?」キョトン・・・
フロリス「なるほど。それがハッキリすりゃ男紹介出来るかもしれない」ニヤリ・・・
ルチア「……必要無い」ジトー・・・
浦上「まぁまぁ。それで?」ジー・・・
ルチア「……難しいですね。考えた事もない」ムゥ・・・
フロリス「じゃあ真面目に聞くけど……男ってのは『運命的』に現れると思う? それとも『出会いを求めて』現れるモンだと思う?」ジー・・・
ルチア「世間一般的に……後者なのではないでしょうか」ジー・・・
浦上「一般論じゃなくて、ルチアの考えは?」ジー・・・
ルチア「……もしもの話です。私に番(つがい)が出来るとしたら、それは運命以外の何物でも無いでしょう。いや、奇跡ですね」ジー・・・
フロリス「じゃあルチアっちはロマンチストだ。予想通りっちゃ予想通りだけど」フーン・・・
浦上「うん、しかも極度のネ。下手すりゃメルヘンチックだヨ」ハハハ
ルチア「……別に、人並みの恋をしようとは思ってません。何と言われようが構いませんよ」サラッ・・・
フロリス「こりゃ大分矯正が必要だわ……ぶっちゃけ、一生処女で良いやとか思ってるでしょ?」ジー・・・
ルチア「誰が処女だと」サラッ・・・
浦上・フロリス「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え」」ピタッ・・・
ルチア「ふふっ」ニヤリ・・・
フロリス「あは、はははは……冗談キツいわ。うそ、でしょ? 嘘だよな?」タラー・・・
ルチア「さぁ……実は息子娘の一人や二人居るかもしれませんよ」ニヤリ・・・
フロリス「そ、そういう心臓に悪いジョークは止めてくれよ……これだからセックスの前に殺しを覚えた女は困るわ」ハハハハ・・・
浦上「で、でも、アニェーゼの部隊の子達って色々過去持ちの孤児出身だから……ルチアも、虐待とか」ボソッ・・・
フロリス「え……ぁ」ダラダラ・・・
ルチア「ふふふっ……ええ、冗談ですよ。私は虐待もレイプもされてないのでご安心を」クスクス・・・
浦上「ほっ……良かったヨ。地雷踏んだかと思いました」タラー・・・
フロリス「こんにゃろー! マジ心臓止まるかと思ったわ!! 性質悪いジョーク吐くんじゃないわよ!!」ムキー!!
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