938:第五話―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」[saga]
2012/02/01(水) 04:04:45.39 ID:5ghFwDjI0
ローラ「浦上、といったかしら。神裂のとこ(天草式)の」ジー・・・
浦上「ええ。まぁ偽名(コードネーム)ですけどネ」コクッ
ローラ「……そう」ジー・・・
フロリス「何ですかー? またイチャモンつける気?」ジトー・・・
浦上「フロリス、喧嘩腰にならないの」タラー・・・
ローラ「いや……幸せになれると良いわね、と思っただけ」ジー・・・
ルチア「え?」キョトン・・・
浦上「……主教様」ジー・・・
ローラ「分かってる。教皇(神裂)にすら秘密にしてる事にありけるものね」ゴクゴク・・・
ルチア・フロリス「「は?」」ポカーン・・・
浦上「……このプライベートの事だヨ」ニコニコッ
フロリス「あー、そゆこと」フムフム・・・
浦上「それより、フロリスは? 言い出しっぺが最後なんだから言い締め方して頂戴ヨ」ニヤリ・・・
フロリス「そ、そんな期待されてもなぁ」ポリポリ・・・
ルチア「少なくとも、私よりつまらない将来像じゃないでしょう」フフッ
フロリス「んな卑屈んなよ……まぁその、将来的に『魔術師』として励みたいなーって思ってるんだ」ポリポリ・・・
ルチア「魔術師として?」ポカーン・・・
フロリス「ああ。浦上には色々話してるけど……別に『魔人』やら『根源』目指すって訳じゃないが、自分なりに魔術を極めたい」コクッ
浦上「だからフロリス、こう見えて普段から文武両道真面目に勉強してますもんネー」フフッ
フロリス「こう見えてってのは余計だ……今の目標としては、せめてベイロープよりは強くなりたいって思ってるだけ」ジー・・・
ルチア「成程。殊勝な心掛けだと思いますよ。私が言うのも難ですが、目標があるのは指針が定め易い」コクッ
フロリス「うん、まぁそれだけなんだけど」アハハ・・・
浦上「あるぇ? ちゃんと最後まで話したらー? 折角、腹割って話そうって言ってるんだしルチアにも教えてあげなヨ」ニヤニヤ・・・
ルチア「え?」キョトン・・・
フロリス「おい、馬鹿……だって、さ」チラッ・・・
ローラ「んー? 私は気にしないでー」グデェ・・・
フロリス「……いや、気になりますって」ハァ・・・
浦上「フロリス、大丈夫だヨ。主教様に聞かれても多分デメリットは無いから」フフッ
フロリス「う、うーん……えっと、ね……他言無用だぞ? 絶対アニェーゼとかにも言うなよ」ポリポリ・・・
ルチア「先程も言いましたが、口は固い方です。安心して下さい」コクッ
フロリス「ん……一応、進学考えててさ……時計塔(魔術協会)に。勿論、結社の所属はしたままでね」ポリポリ・・・
ルチア「へぇ。それは何とも……しかしアソコは後見人が必要なのでは? それに未だ貴族階級の様な仕組みを取っているらしいですよ」ジー・・・
フロリス「うん。だから願望なんだけどね……私の家、別に魔術の名門家系じゃないから夢のまた夢よ。でも、勉強出来たら良いなって」ハハハ・・・
浦上「いやいや、結社の業績履歴送ってやればきっと実力認められるって。行けるんじゃない?」キラキラ・・・
フロリス「あはは。だと良いんだけど……とりあえず今は模索中。バイトして金溜めつつ、独力で魔術の勉強もしてるよ」ポリポリ・・・
ルチア「……見直しました。貴女がそこまで勤勉な人だったとは」ヘー・・・
フロリス「私は基本真面目ちゃんだって。遊びは遊び、仕事は仕事、夢は夢でしっかり区切れるの。出来る女でしょ」フフッ
浦上「自分で言うなー」ツンツンッ
フロリス「はっはっは。ま、リーダーには色々迷惑掛けてるからさ……そういう方面からバックアップしてあげたい訳よ」コクッ
浦上「フロリスの将来の為にもなるし、結社の骨組みも協会とパイプが出来て強くなる。理想的な将来像だネ」フフフッ
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