974:第五話―――神裂「正直、あの子の考えてる事は分かりません」 香焼・五和「「うんうん」」[saga]
2012/02/24(金) 19:22:47.43 ID:eX1hS7A90
―――とある休日、AM00:10、英国、ロンドン市街、グリーンランドドッグ周辺、フロリス宅・・・・・
やんややんや・・・・・
ルチア「―――……はぁ」ホッ・・・
フロリス「ルチアっちぃ。その溜息は何の溜息だね?」チラッ
ルチア「え、いや、特に意味は……とりあえず落ち着いたかなぁと」コクッ
フロリス「ふむふむ……ま、今日はずっと気ぃ張ってたから仕方ないか」ニヤリ・・・
ルチア「すいません」ポリポリ・・・
浦上「いやいや。連れ回したのは私らだしネ。んで、こういう日常は如何ヨ」ゴローン・・・チラッ
ルチア「……如何なんでしょう」フム・・・
フロリス「まぁ疲れただろうけど、その他には?」ジー・・・
ルチア「……新鮮でしたね。まるで別の世界で暮らしている様でしたよ」ハハハ
浦上「ふふっ。ルチアは、ある意味風韻としてるからネ……でも、偶には俗っぽくなっても良いと思うヨ」ニカッ
ルチア「…………、」フム・・・
フロリス「んー、その表情から察するに、まだ抵抗あると?」ジー・・・
ルチア「抵抗、という訳ではないのですが……私には向かない、と考えてしまいます。日中一緒に過ごして、貴女達も感じたでしょう」ジー・・・
浦上「いやいや、向き不向きじゃないっしょ。こういうのに理屈持ち込んじゃ駄目だヨ」ビシッ
フロリス「勿論、私ら程俗っぽくなれって言ってる訳じゃないんだからさ。何つーのかねぇ……自分なりの羽目の外し方っての?」コクッ
ルチア「……如何なのでしょう」ムゥ・・・
フロリス「今までみたいに、休日は部屋の中で引き籠って聖書と右派新聞読んでるだけの生活よか清々しいと思うわよ」クイッ
浦上「じゃあ敢えて助言というか忠告しとくと……日常・プライベートに理屈捏ね出すと、香焼みたいになるカナ」フフッ・・・
ルチア「うっ……そ、それは、嫌ですね」タラー・・・
浦上「でしょ。だったらもう少し『人並み』ってのを経験しなきゃ……今までして来なかった分、ネ」ツンツン・・・
ルチア「……努力します」ペコッ
フロリス「いつでも誘って頂戴。極力都合合わせるから。自分から言うのが難だったら、私達から誘うしね」クスクスッ
ルチア「ええ、ありがとう」フフッ
浦上「……さーて、そんじゃーこれから如何します?」ニヤリ・・・
ルチア「そんじゃーって、もう深夜回ってますよ……また何処か行く気ですか?」タラー・・・
浦上「いやいや、そうじゃなくて此処で何しよっかって話。部屋の中でーって事だヨ」フフッ
フロリス「んー、とりあえず寝るスペースは準備したから……ゴロゴロ酒飲むか?」スッ・・・
ルチア「ま、まだ飲むの?」エ・・・
フロリス「もう酔い覚めただろ? ルチアっち、まだキツいの?」チラッ
ルチア「そういう問題ではなく、今飲んだら明日に残りますよ。酒気帯びたまま寮に帰るのはちょっと」ポリポリ・・・
浦上「気にすんなーって。明日、というかもう今日だけど、休みでしょ。グダグダして明日の昼頃帰れば大丈夫!」ニヤリ・・・
ルチア「そんな不健康で不健全な生活スタイルは出来ませんよ」ジトー・・・
フロリス「だからさぁ、たかが一休日くらいゴロゴロしてたって誰も咎めやしないって。それ否定したら休日のリーマン如何なんのよ」フンッ
ルチア「し、しかしですね……私が居ないとダラしない生活を送ろうとする修道女達も居ますから」ムゥ・・・
浦上「それも気にし過ぎ。というか、ルチアがいつまでも面倒見てあげられる訳じゃないんだから、少しは自立させないと」メッ
ルチア「…………、」ピクッ・・・
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