過去ログ - さやか「あたし……もうゾンビなんだよ!」大道克巳「それがどうした!」
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52: ◆2PnxfuTa8.[saga]
2011/11/04(金) 21:09:55.92 ID:K3cxHx3V0
「パイロキネシス……クオークス能力か!」

 炎に包まれている間にマミは大道と距離を取る。

「うそ……マミさん!?」

 マミは炎を操る魔法なんて使わない。
 まどかとさやかは眼の前の光景が信じられなかった。

「うふふ、辛い訓練に耐えたのよ
 加頭さんが皆に会えるって言うから……だから……」

 聞き覚えがある名前に大道が反応を示す。

「おい待て巴マミ、今加頭……といったか?」

「さあ?話はこの勝負が終わってからよ」

「くそ……気に入らねえな財団X!」

「一気に勝負をつけるわよ!」

 謳うは月光の調べ。
 覚ますは大地の中に眠る幻惑の記憶。
 幻想の思い出と共に少女はその姿を変える。





            「 ル ナ ァ ! 」





「ヘ・ン・シ・ン♪」

 マミはLという文字が刻まれたUSBメモリ状の物を天に向けて高々と投げ上げる。
 折りしも満月、世界に満ちる月の灯を吸い込んで幻想の記憶はこれ以上ない眩さで輝く。
 クルクルと回転してまるで満月のように辺りに黄色い優しい光を撒き散らすルナメモリ。
 マミは自らの服の胸元を大きく開けてそれを迎え入れる。
 彼女の胸の谷間の中へと吸い込まれるルナメモリ。
 澄み切った音と共にマミの眼が黄色く輝いた。
 辺りに満ちる光。
 それが消えるとそこにはまるで魔女と魔法少女の中間体のような姿の巴マミが居た。
 人間の時の美しい面影は無く、それは大道も見慣れたドーパントのそれ。



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