92: ◆qVU7EQTG3U[saga]
2011/11/06(日) 08:24:43.95 ID:IbO/DhDAO
――待って!
僕は彼女を呼び止める。精一杯覚悟を決めた力強い一言で…。
心臓が段々刻むリズムのテンポを上げていくのを感じる。
さながら、今の鼓動のリズムは音ゲーでのハードモード並だろう。
―何かしら?
彼女は振り向き、今までで一番の笑顔をみせる。僕は、思わず見惚れてしまう。
彼女の素敵な笑顔が見れた…。
――今度、一緒に遊園地に行きましょう!
僕はヘタレた。彼女の笑顔で満足してしまって、告げられなかった。
―ええ、良いわよ。じゃあね。
彼女は一言そういうとこちらを一度も振り向く事なく去っていった。
(ゆ、遊園地で絶対にっ!)
そう、僕は決意を新たにする。
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