過去ログ - 舞 「ふたりはプリキュアSplash☆Star」 咲 「星空のともだち!」
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193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)
2011/11/11(金) 21:14:38.29 ID:ivirSs78o
みのり 「みのりは全部覚えてるよ。満おねーさんが、うちを手伝ってくれたときのこと」

 一枚の絵がすぐさま描き上がる。
 それは年相応な、拙く、足りない絵。
 ――しかし、想いのこもった、たとえ何であろうとも口出しできないであろう、絵。

沙織 「これって……うちのお店……? この女の子は……?」

みのり 「満おねーさんだよ。まだ、笑うのが上手じゃなかった頃の、満おねーさん」

 みのりは応えながらも、次の絵を描き始めている。
 誰が忘れても、世界が忘れても、世界が否定しても、みのりだけは、覚えている。だから、

みのり 「……だから、描くよ。みんなが思い出してくれるまで、何枚だって、描くよ」

みのり 「みのりが、薫おねーさんと初めて会ったときのことだって、しっかりと覚えてる」

大介 「……?これは、うちの表のテーブルかい? もしかして、この髪の長い子が……」

みのり 「薫おねーさん。みのりに、とっても大事なことを教えてくれたんだ」

 描く。描く。描く。描く。
 みのりの心にしっかりと息づいている、満と薫という名の生命を、絵に描き記す。

 この世にその魂を、丁寧に丁寧に縫いつけるように。

みのり 「一緒にアジサイをスケッチしに行ったこと。一緒におねーちゃんの練習を見に行ったこと」

みのり 「一緒にお絵かきをしたこと。一生懸命パンを作っていたところ。みんなでおねーちゃんの試合を応援に行ったこと」


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