過去ログ - とあるクローンの家族計画
1- 20
43: ◆NetU/1afLCgh[sage]
2011/11/15(火) 22:34:16.76 ID:XXJormcAO


当日、セブンスミスト前

一方通行は、目の前でそわそわと落ち着かない様子の
打ち止めの頭にチョップを食らわせた。

「いったぁあああいっ何もしてないのにチョップはひどいんじゃないかなって
ミサカはミサカは猛抗議してみたり!」

 手が当たった所をさすりながら、打ち止めは
壁に寄りかかっている一方通行に食ってかかった。
 だが一方通行は面倒そうにため息をついて。

「ちったァ落ち着けってンだ。
まだ時間まで10分もあるじゃねェか」

「だからってチョップはちょっと暴力的ってミサカはミサk」

「そォですかァ」

 それでも抗議をやめない打ち止めを適当に相手しつつ、
携帯を開いて時間を確認してから、受信メールの画面を開く。
 それほど頻繁にやりとりするような人間はいない為、
一方通行の受信ボックスは大抵家主の黄泉川や吉川、打ち止めで占められている。
 その中でいきなり現れる『シスコン』の文字。
 本人にその名前で登録してあるとバレた時は修正しろと怒っていたが結局そのままだ。
 『シスコン』から来たメールを開いて、
名前からは想像しづらい真面目な文章が並んだ内容を読む。
 内容の一列目には『超能力者・大能力者に起こりうる外的損傷、またその対策』と書かれていた。

「(科学者って言う人種はどォしてクソッタレな事しか考えられねェのか)」

「あ、きたきたーってミサカはミサカは百合子に手を振ってみたり!」

 心の中ではき捨ててメールを半分まで読んだ所で、
打ち止めが遠くから歩いてくる二つの白い人間に手を大きく振った。
 遠くからでもよくわかる。
 楽しいおでかけ、の前に聞かなければならない事があった。
 一方通行は打ち止めの浮かれた気分をへし折るような行為をしなければならない。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
126Res/85.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice