過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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10:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/11/16(水) 23:11:06.88 ID:UHXJcgQHo

学園都市・第七学区


第七学区から、第一〇学区へと向かう高速道路を一台の青いスポーツカーが猛スピードで走る。

その車内――助手席に座らされた初春飾利は、運転席の木山春生を睨みつけていた。
手首には風紀委員が使用する拘束用の手錠が嵌められ、逃げることは出来そうにない。

木山「そんなに睨まないでくれるかな。見た目こそ派手だったが、彼には深手を与えていない。
    それこそ、もう目を覚まして……仲間の風紀委員や警備員へと連絡を入れている頃だと思うよ」

初春「仮にそうだとしても、大切な仲間を傷つけられて……黙ってなんかいられません」

木山「私としても、手荒な真似はしたくなかった……と、後から言っても無意味かな。
    あの場で彼から逃れるには、あれぐらいしないと無理だったからね。
    ただの研究者に過ぎない私に彼を身一つで制する力などないのだから」

初春「ただの研究者が、どうして『幻想御手』をバラ撒くような事をしたんですか?
    そもそも、『幻想御手』って何なんですか?
    眠っている人達はどうなるんです?
    それに……あの時、貴女が使ったのは……!」

一気にまくし立てるように疑問をぶつける初春に木山は苦笑で返した。

木山「矢継ぎ早だな…………誰も、こっちの質問には答えてくれないのに……」

初春「え……?」

木山「先程、あの少年が言っていた通り……アレはAIM拡散力場を媒介とし、ネットワークを構築。
    それらを繋げ、処理を複数の脳に割り振ることで高度な演算を可能にする。
    それが『幻想御手』の正体だ」

初春「それを……貴女はどうするつもりなんですか?」

木山「あるシミュレーションを行う為に『樹形図の設計者』の使用申請をしたんだが、どういう訳か却下されてね。
    何らかの大規模な『実験』にでも使用しているのか、或いは私に研究をされては困るのか……。
    私には時間がなかった……だから、代わりになる演算器が必要だった」


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