過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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115:とある複製の妹達支援[saga]
2012/01/08(日) 23:55:48.04 ID:uHLxBWT5o

美琴「――AIM拡散力場の?」

木山「恐らく、集合体だろう……仮に『幻想猛獣(AIMバースト)』とでも呼んでおこうか。
    『幻想御手』のネットワークによって束ねられた思念の塊だ」

都市伝説にあった『虚数学区』の正体はAIM拡散力場の集合体だったのだろう、と木山は付け加えた。

安達「虚数学区とやらの規模縮小版って訳か。……巨大化しているのは?」

木山「一万人のAIM拡散力場を触媒にして、学園都市全体のAIM拡散力場を取り込もうとしているんだろう。
    そんなモノに自我があるとは思えないが、ネットワークの核であった私の感情に影響されて、暴走しているのかもな」

初春「何だか……可哀想……」

苦しんでいるように見えるのは、そこに束ねられた思念……一万人の子供達の嘆きの姿。

安達「(思念……胎児を形作っているのは『能力』そのもの……?)」

美琴「……どうすれば止められるの?」

木山「……私が預けた物をまだ持っているか……?」

初春「え、あ……はい!」

木山「『幻想猛獣』はネットワークが産んだ怪物だ……ネットワークを破壊すれば止められるかもしれない」

初春「――『幻想御手』の治療プログラム!」

木山「試す価値はあるだろう」

美琴「なら、アイツは私が何とかするから……その間に初春さんは警備員の所に。
    で、怪我してるのに無理して追いかけてきたアンタはどうするの?」ジトッ

安達「流石にアレを相手に格闘戦は無理。悪いけど、今日の体育は見学してるじゃん」

――少なくとも、『俺』は。

それに自分に出来ることは、『アイツ』にも出来るので自分が直接やる必要もないだろう。

美琴「随分とハードな体育の授業ね……じゃあ、この人が馬鹿な真似しないように見張ってて」

初春「お願いしますね!」

安達「あぁ、そっちも無茶しないで」

木山「本当に……根拠もなく、人を信用する人間が多くて困る……」

そんな人達が、喰いものにされる世の中にだけは、なって欲しくない。

安達「そうですね…………さて」ゴソゴソ

木山「……何を?」

安達「そんな人間の追加注文」ニヤリ

木山「???」

予備の携帯電話を使って、車内に残してきた同伴者に連絡する。
クラスメイトとしてではなく、仮面の男――アクメツとして。

アクメツ「――よぉ、お前の『右手』の出番みたいだぜ?」


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