過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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189:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/04/19(木) 00:08:44.27 ID:W8+2pLyVo

安達「(一緒に『だっこ』を提示したのは比較的、恥ずかしくない『おんぶ』の方を自主的に選ばせる為の布石か……何気に黒いじゃん、上条)」

去っていく二人を見ながら、そんな分析をしていた生の所へ猛スピードで白井黒子がやって来た。

黒子「安達さん! お姉様は何処に!?」ブンブン

安達「一足先に病院に行って、『幻想御手』の使用者の容態を見てくるって……ってか、一応は俺も負傷してるんで揺すらないで……!」ガクガク

黒子「あら、これは失礼を……ところで、支部に入ってきた映像にお姉様以外の民間人が映っていたのですが……今、どちらに?」キョロキョロ

安達「えーと、仮面の男は空を飛んで消えちまったし、佐天さんは初春先輩と一緒だと思うじゃん」

黒子「……そちらは別に構いませんの」

安達「(え、構わないの?)」

一方は明らかな不審者(不法侵入)だし、一方は黒子にとっても親しい友人の筈だが。

黒子「もう一人……ツンツン頭の……高校生の殿方がいらっしゃったと思うのですが」

安達「あぁ、上条か? 白井だって、俺が風紀委員になった日に会ってるだろ」

黒子「えぇ、存じてますの」

安達「色々と巻き込まれたり、首を突っ込む奴だから……わざわざ気にする程でも……」

黒子が事件に民間人が介入した事を気にしているのかと思った生は、そんな風に上条を庇ったのだが。

黒子「……この際、その上条さんが事件に関わった事は問題にしませんの」

安達「え、それなら何故……?」

黒子「最近、お姉様は今まで幾度も勝負を挑んでいた殿方と友好的な関係を築かれたとか」

安達「……あー」

黒子「先程まで、この場にいた筈のお姉様の姿と件の殿方と思わしき上条さんの姿が共に無い……安達さん、これをどう思われます?」

安達「…………さぁ?」

生は冷や汗をかきながら、あらぬ方向へと視線を逸らした。

黒子「やっぱり、お姉様と一緒に逃避行か、あの類人猿があああああああああああああ!!!!」クワッ

安達「おっと」ガシッ

空間移動で二人を追おうとする黒子を生は咄嗟にむんずと捕まえる。

黒子「ひゃい!? あ、安達さん?」

安達「――淑女が野暮な事するもんじゃない」

黒子「…………あの……今、何かなさいました?」

安達「何かって……白井の首根っこを捕まえただけじゃん」

黒子「いえ、それは見れば…………」

安達「どうかしたのか?」

黒子「(一瞬……能力が妨害されたような気がしたのですが……気のせい、でしょうか)」

安達「とりあえず、事件の事後処理だって残ってるじゃん。
    ……まさか、怪我人の同僚だけに仕事を任せるつもりじゃないだろうな?」

黒子「うぐっ……わ、分かりましたの」

安達「よろしい」


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