過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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220:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/07/15(日) 18:15:14.37 ID:bHoNt91Go


〜とある病院〜


佐天「それじゃ、新倉さん……また、お見舞いに来ますからっ!」

その気遣い自体は好意的に受け止めたが、
諸般の事情で佐天涙子には、この病室を訪れて欲しくない新倉生は、露骨に顔を歪めて見せた。

新倉「どーせ、すぐに退院するんだから……そんな気合を入れなくてもいいじゃん」

佐天「けど、今日の退院は無理なんですよね?」

新倉「あー……いや、それはなぁ……」

正直な話、問題を体調のみに絞れば、退院自体は可能だった。
手続きの問題も、この病院にいる椿生や協力関係にある医師に頼めば容易だろう。

――しかし、である。

新倉「色々と事情があるんだよ、事情が」

佐天「事情……?」

新倉「空より高く、海よりも深い事情が――!」

佐天「おぉ!?」

新倉「――ある、かも……?」

佐天「な、何で疑問形なんですか……?」

新倉「まぁ、今日は無理でも、今後の展開次第では明日にも退院は出来るだろうから」

だから、見舞いはいらない、という意味合いの言葉に今度は佐天が複雑そうな顔をした。

佐天「なんだか、私の事……避けてません?」

新倉「……そうなら、佐天限定の面会謝絶の札でもドアにかけてるじゃん」

佐天「うわっ、ひどっ!?」

まだ知り合ってから間もないが、生が良くも悪くも正直な性格の人間なのは判っている佐天は、少し安心したように微笑んだ。

新倉「ほら、あんまりモタモタしてると、外が暗くなるぞ」

佐天「むー……仕方ないなぁ……退院したら、連絡してくださいね! 色々とお礼だってしたいんですから!」m9

新倉「へいへい」


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