過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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229:とある複製の妹達支援[saga sage]
2012/07/15(日) 18:45:58.06 ID:bHoNt91Go
信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認する事だ。
禁書目録「……とうま、みこと」
インデックスは望んでいた。
禁書目録「私……私ね……?」
確信などない、それでも願いの為に確かめなくてはならない。
禁書目録「一緒に居たい……とうま……みこと……しょう……皆と……一緒に居たい……!」
ずっと、堪えていた言葉と一緒に……ぽろぽろと涙が溢れた。
禁書目録「だから……だから……た……」
『助けて』の一言が、どうしても言えなかった。
それを言ってしまったら、もう本当に後戻りが出来なくなる。
この気持ちを我慢する事も一人で逃げ続ける事も……もう、耐えられない。
美琴「――もういい」スクッ
禁書目録「……え?」
不意に立ち上がった美琴の姿を見上げる。
涙に濡れるインデックスの瞳に映る、その少女もまた泣いていた。
上条「御坂……」
禁書目録「みこと……?」
美琴「もういいって、言ってんのよっ!」ギュ
禁書目録「……み、みこと……苦しいかも……?」
抱き締められたインデックスが困惑の声を上げる。
美琴「――絶対に守るから」
禁書目録「っ!」
美琴「魔術師とか魔導図書館とか……イギリス清教とか、そんなの全部、関係ない。私もインデックスと一緒に居たい」
上条「…………そうだな、関係ない。インデックスが俺達と一緒に居たい、そんな風に想ってくれるなら」
美琴「それを邪魔する連中は」
上条「それが叶わないなんて、ふざけた幻想は」
美琴「一人残らず」
上条「一つ残らず」
美琴「ブチ抜いてやる」
上条「ぶち壊してやる」
禁書目録「…………うん、ありがとう」グスッ
安達「(……だから言っただろ? 信じてみろって)」
この時、始まったのだった。
本当の意味でインデックスを救う為の戦いが。
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