過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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56:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/11/28(月) 22:24:33.71 ID:msKV7wewo

試験個体「そうですよ、きっと……あ、そういえば」

東「どうした?」

試験個体「観客席にいた女性をジッと見てましたけど……もしかして、お知り合いですか?」

東「そっちも懐かしい顔だったからなぁ……水野(みずの)も同級生だったんだよ」シミジミ

新倉生の記憶を持ち合わせている以上、ある種の懐かしさを覚えるのは仕方が無いことだった。

東「つーか、試合後のインタビューで一條の奴が普通に嫁だと言っていたのが驚きじゃん」

当時――10年前は交際まで進展してなかった筈だが、それを考えるとかなり凄い。
ある種の敬意と羨ましさを込めて、いつの間に結婚したんだかと東は嘆息する。

試験個体「知らなかったんですか。と、ミサカは少し呆れてみます」

東「新倉の部屋に手紙とか届いてるのは知っていたが、そう頻繁に取りにいける訳でもないからな……」

以前は警察……というか、主に公安が押収して調べていたようなので、仕方なく放置していたのが実情である。
そもそも、新倉宛なので取りに行っても中身の確認は控えていただろう。

ここ最近……監視の眼が解かれてからは、出来る限り回収するようにはしていたが。

東「けど、一條も水野も元気そうで良かったよ。……今度は新倉本人に行くように勧めてやるさ」

試験個体「直接、会いには行かれないんでしょうか」

東「――俺達から昔の知人に行くことは……ないだろうな」

……少なくとも、直接『悪滅』に参加していたメンバーにそのつもりはないだろう。
無論、何処かで偶然に出会ったしまったら、それはもう仕方がないが。

試験個体「……寂しくはないんですか?」

東「兄弟もいるし……今は『妹達』がいるんだ。寂しいなんて思ってる暇自体がない」

その答えに試験個体は、はにかんだような笑顔を東に向けた。

試験個体「――なら、私達が寂しい思いなんてさせませんから。と、ミサカは決意表明します」

東「…………」ブワッ

抵抗も虚しく、東の涙腺は決壊した。

試験個体「は、博士!? 何で泣いてるんですか!? と、ミサカは慌ててハンカチを……!」アタフタ

東「決めた! 絶対に嫁には出さん!」ギュウ

試験個体「ちょ、博士苦しいですよぅ……と、ミサカは……」

慌てる試験個体を抱きしめながら、東は男親的な若干、斜め上方向のの決意を固めるのであった。


〜To Be Continued〜


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