過去ログ - 御坂妹「アクメツ……?」 二殺目
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87:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/12/24(土) 03:02:30.57 ID:hw9C40WQo
木山「……もう止めにしないか?」
美琴「はぁ?」
木山「私はある事柄について調べたいだけなんだ。
それが終われば全員を解放するし、その手段もあの花飾りの風紀委員に預けてある。
誰も犠牲には――」
美琴「ふざけんじゃないわよっ!!」
木山が全てを口にする前に美琴が激昂する。
美琴「誰も犠牲にしない? アンタにどんな目的があったとしても、もう多くの人が巻き込まれて、その心に傷を負ってる!
こんな手段に頼らないと成立しない研究なんて、ロクなもんじゃないわよ!」
木山「ロクなもんじゃない、か……それがどうした?」
美琴「っ!?」
木山「目的が手段を正当化させることはない、確かにそうだろう」
しかし、目的の為に有効であるならば、手段を選ぶべきではない。
木山「だが、それでも私にはやらなければならない事がある」
美琴「どうして……そこまで……」
木山「――学園都市で君達が日常的に受けている『能力開発』。アレが安全で人道的なものだと君は思っているのか?」
美琴「……どういう意味よ?」
木山「君達が立っている場所は、決して安全な場所ではない……薄氷のように不安定で、その下には冷たい闇が広がっている」
そして、それに気付いた時には既に手遅れ。
幻想が消えた後、現実として待っているのは暗くて深い、海の底だと。
木山「学園都市は『能力』に関する重大な何かを我々から隠している。
学園都市の『教師』達は、それを知らずに一八〇万人にも及ぶ学生達の脳を日々『開発』しているんだ。
それがどんなに危険な事か……分かるだろう?」
怒りと悲しみの入り混じった瞳が、美琴を見つめていた。
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