過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)
2011/11/06(日) 09:30:22.57 ID:MJKDne9Zo
幼馴染「心? 記憶……まさか、淫魔さんの言ってた……」
修道女「淫魔? それが悪魔の名前か。そう、記憶は、心は、神の与えたもう聖なる魂のもの。それを歪めるなんて、なんていう冒涜なのかしら」スラッ

十字架の下側になる長い柱は、細身の短剣になっていた。
素早い身のこなしで、修道女は幼馴染みの胸に短剣を突きつける。

幼馴染「ひ……やめ……おとこ……」
修道女「十字架よ、聖なる者に祝福を悪しき者に深き傷を」
ズンッ!

幼馴染の胸に、鈍く光る短剣が突き立てられた。

幼馴染「かはっ!」
修道女「怖がらなくていいわ。悪魔に消された記憶が、戻ってくるだけ」ナデナデ

修道女が短剣を引き抜くと、幼馴染はその場に崩れ落ちた。幼馴染の胸に刺さっていた短剣には一滴も血がついておらず、制服に、わずかに短剣の当たったくぼみが残っていた。
バッグから水の入った小瓶を取り出し、修道女は言った。

修道女「悪しき封印はほころびた。聖水よ、鎖をほどけ」

小瓶の栓を抜き、一滴、幼馴染の胸に水を垂らす。
すると幼馴染の身体を、まばゆい光が包み、やがて収まった。
修道女は幼馴染の肩を抱き起こした。

修道女「さあ、これで封印は解けた。何か思い出さない?」
幼馴染「え?……あ」

修道女「あら?」
幼馴染「いや……男、助けて……」

修道女「……あなた、大丈夫?」
幼馴染「来ないで! やめて! やだ、やだああああああ!」

修道女「ちっ……人が来るわね」
修道女は言い捨てると、生徒会室から出て行った。


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