過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(沖縄県)[saga]
2011/11/08(火) 03:46:27.37 ID:F7tESZSko
淫魔の用意した蝋燭はゆっくりと燃えた。
修道女と修道士が、純潔だった互いの身体を犯しあい、唾液を交換し、蜜壺を肉棒がほじくり返し、互いの肉体の隅々まで味わい尽くし、体力の尽きた二人が裸のまま抱き合って、存分に睦言を交わすだけの時間を与えた。

二人はひどく汗をかき、簡素な藁布団は二人の淫水にぐっしょりと濡れていた。
初めてだというのに、無理をした修道女の秘裂は、すこしひどく出血していたが、それもすでに止まり、修道士の精液がわずかに開いた膣口からとろとろとあふれている。

互いを味わい尽くし、語り尽くし、いつしか蝋燭はもう、ほとんど残っていなかった。
今、この瞬間に消えることはないだろう。
しかし、あと数分も持たない事は確かだ。

修道士「何考えてる?」
修道女「たぶん、あなたと同じ事」

修道士「蝋燭?」
修道女「うん……」

二つの取っ手のついた燭台にのせられた蝋燭は、融けた蝋が落ちることなく、ひたすらに燃えていた。
そう、その燭台にはなぜか二つの取っ手がついている。

修道士「立って」
修道女「うん」

床に立ち、二人は向かい合う。
そのまま無言でキスをした。

修道女「ん……ちゅ」
修道士「ん……ふ」

すでに互いの味は知っている。
確かめるための、忘れないための短く、しかし深いキス。

そして身体の凹凸を重ねあうように、しっかりと抱き合い、互いの体温を、感触をおぼえる。
身体を離し、見つめ合い、テーブルの上から燭台をとる。
ふたりは左手で燭台を支え、右手を伸ばして最愛の人の頬をなでる。

修道士「さよならだ」
修道女「ちがうでしょ?」

修道士「そうだな。ごめん」
修道女「ふふ……」

修道士「愛してるよ」
修道女「愛してるわ」

ふたりは息を合わせ、蝋燭の火を吹き消した。


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