過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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20:淫魔「レス19、最後のわたしのセリフ、誤字脱字が多いから書き直すよ。ごめんねえ」
2011/11/06(日) 10:14:52.76 ID:MJKDne9Zo
淫魔「即席で組んだにしては、よくできてる。幼馴染ちゃんの異常を察し、わたしに助けを求めると踏んだ上で、短時間でこの学校を狩り場に仕立て上げた。術のほころびもない。かなり戦い慣れたヤツだよ」
男「どうする? 逃げるのか?」

淫魔「いや、ここで迎え撃つ」
男「どうして?」

淫魔「人が居ないから戦いやすい。それに、もしここで逃げたら、この先いつ襲撃されるかわからない」
男「……わかった、俺もやる。幼馴染にこんなことするなんて、許せない」

淫魔「いい心がけだけど、ダメ」
男「なんで?」

淫魔「男はここに残って。幼馴染を守るの」

淫魔が宙に手を振ると、禍々しいこしらえの、黒いの両刃の長剣が握られていた。黒い刀身をつかみなおし、男に柄を差し出す。

淫魔「武器は貸す。でも、もしこの剣が消え去ったら、幼馴染を連れてここを離れて。電車でもバスでも、タクシーでもいい。どこか一つの方向に、まっすぐ、できるだけ速く逃げるの」
男「わかった。でも、淫魔の力なら……」

淫魔「もちろん、わたしだって負ける気なんかない。でも、相手の力もわからない。もしものためだよ」
男「……」

男は無言でうなずくと、淫魔から長剣を受け取った。

淫魔「しっかり守るんだよ」
男「ああ」

男は眠る幼馴染を抱き寄せた。

男「負けるなよ」
淫魔「まかせといて……んふふ」

淫魔はひとり、生徒会室から出て行った。


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