過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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(沖縄県)
[saga]
2011/11/09(水) 21:29:37.56 ID:Y3IbhwsXo
天使は目を覚ました。
窓もカーテンも暗く、外は夜のようだった。
あれほど苦しかったのに、熱が引いている。
口の中には、わずかな甘味が残っていた。
天井を見つめ、両手を伸ばす。
拘束されてはいない。
部屋のドアが開き、14号が入ってきた。
14号「あ、起きてるね……気分はどう?」
天使「悪くはない。ずいぶん楽になった」
14号「そう、よかった」
天使「……」
14号は水を入れた小さなおけと布を持っており、おけを机においてランプをともす。
14号「帰りに現世の本を手に入れてさ、熱がある人間は、おでこに濡らした布を乗せるんだって」
天使に背中を見せ、布を濡らしてしぼり始める。
天使は上体を起こした。
両手は拘束されていない。間合いも十分離れている。
今なら、殺せる。
天使は虚空に手を振り、金色の銃を握ると、ハダカの少女の背中に向けて、照準を合わせる。
チャンバーにはすでに銃弾が装填されている。
引き金に指をかけ、その指に力を込め……悪魔の身体に違和感を覚えた。
腕と脚に包帯を巻いていた。
天使「そのケガはどうした?」
14号はこちらを向かずに答える。
14号「御使いに切られて。御使いの剣、鉄の剣と同じようには治らないんだって。傷がふさがるまでに1週間。みんなどっかケガしてるけど、一応無事」
天使「御使い? 天界に行ったのか?」
14号「そうだよ」
天使「なぜだ?」
14号「あなたが、食べたがっていたからさ」
14号は机に置かれた、金色の小さなリンゴを指さす。
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