過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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淫魔「ん、二重投稿、ごめんね。んふふ」
2011/11/06(日) 11:37:12.16 ID:MJKDne9Zo
修道女「な……」
淫魔「ふふふ、飛び道具なら……」
ぞわりと黒い翼の羽が逆立ち
淫魔「負けないよっ!」
幾万もの黒い羽が一斉に打ち出された。
修道女「ぐうっ!」
修道女が正面に手をかざすと空中に輝く魔方陣が浮き上がり飛んでくる黒い羽を受け流した。
黒い羽の濁流が通り過ぎ、修道女はかろうじて無傷で立っていたが、服の端は裂け、何より魔方陣でカバーされていなかった廊下や、修道女の後ろのコンクリートの壁は、カミソリで気まぐれに刻んだかのように、ズタズタになっていた。
大量の羽は、すでにどこかに消え、また打ち出したはずの淫魔の黒い翼は、羽の減った気配もなかった。
淫魔「もういっちょ、いくよっ!」
ふたたび、ぞわりと黒い羽が逆立つのを見て、修道女は廊下の後ろ駆けだした。
修道女はかろうじて廊下を曲がった直後、淫魔の羽の第2波が、いままで修道女のいた廊下を切り刻んでいた。
修道女「くっ」
修道女は、廊下をさらに駆け出した。
淫魔「んふ、待て待てー!」
淫魔は羽をばたつかせ、廊下の構造物を破壊しながら、修道女を追う。
廊下は所々に罠が仕掛けられ、飛槍や束縛の魔方陣が立て続けに襲ったが、淫魔はそれらすべてを粉砕し、歩みの速度は緩まなかった。
時折、廊下の向こうで逃げていく足音が響く。
淫魔「淫魔さんこちら、足音のする方へ……んふふ」
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