過去ログ - 淫魔「んふふ」 修道女「闇の気配がする……」
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(沖縄県)
2011/11/06(日) 11:43:46.19 ID:MJKDne9Zo
修道女の逃げ込んだのは、体育館だった。
コートの中央で振り返ると、金属製の扉を枠ごとぶち壊し、淫魔が入ってきた。
淫魔「ふふふ、追い詰めた」
体育館の広い空間、すべてを切り刻む淫魔の羽の濁流から逃れる場所はない。
もし走り出しても遮蔽物に到達するより先に、淫魔の羽が修道女を挽肉にしてしまうだろう。
鼻をひくつかせ、舌でくちびるをぺろりとなめ、淫魔はにやけた。
淫魔「あなた、何歳?」
修道女「っ!」
修道女は十字架の短剣を向けて身構えた。
淫魔の持つ身の丈ほどの禍々しい曲刀と比べると、その銀の十字架はあまりにも小さく、非力だった。
淫魔「ふーん。でも、ちゃあんと処女なんだぁ……ふふ、美味しそう」
修道女の黒いスカート、下腹部をじろじろ見ながら、淫魔は舌なめずりする。
修道女「……下劣な」
淫魔「わかるよね? 今からあなたが……どうなっちゃうのか、どんなことされちゃうのか……」
淫魔「悪魔にケンカを売ったんだもん。それ相応の覚悟はできてるよねえ?」
修道女「寄るな! 汚らわしい!」
修道女は体育館の端まで、視線を淫魔からずらすことなく後退する。
淫魔はコートの中央まですこしずつ歩いて行った。
淫魔「じゃあ、あなたはきれいなの?」
修道女「くっ!」
淫魔「こんなに戦ったのは久しぶりなの。身体がほてっちゃって、たまんないの……ねぇ、しようよ。いいじゃない、女の子同士なんだからぁ……」
淫魔は服の上から自分の胸を、股間をなでさする。
修道女「く……この……」
修道女の短剣を持つ手は震え、膝にもガクガクと力が入らない。
淫魔「服、もう、いらないよね?」
体育館の中央で、淫魔の真っ黒な翼がいっぱいに広がった。
淫魔「その服、切り刻んであげる。動かない方がいいよ。わたしの羽、よく切れるから」
修道女「やめ……」
修道女はその場にひざまずいた。
淫魔「ふふ、だーめ!」
淫魔の黒い羽がぞわりと逆立ち、修道女が叫んだ。
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