過去ログ - 上条「なんだこのカード」 SEASON 4
1- 20
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/11/28(月) 17:10:42.19 ID:HPvCLoy6o
(また、間に合わなかった)

風に舞う木の葉のように惨めに吹き飛ばされる中、彼の人間性は何度目かの後悔をした

巨大な対の相手は数百km飛ばされてもまだ視界の中に見える

寧ろ、今の彼にはそれ以外に目に入る物などない。その執着も人間らしいものと言えないことも無いが

彼のそれは、限界に限りなく近づいていた

相手が成ってしまった。立ち上がろうとしている巨体から、それを感じる

                                にんげんせい
もしかしたら、"幻想殺し"がその引き金を、最後まで残っていた彼の 不 完 全 性 を壊してしまったのかもしれない

またも、上手くいかない

いいや。上手くいかないのは、今に始まった事じゃあない

幼い時から身近に不幸が在ったし、記憶を失った時だって禁書目録は助かったかもしれないが、自分の脳は再起不能にまで破壊された

魂とも言うべき情報源が無ければ、今の自分は昔のことだって思い出せなかっただろう

今まで解決してきた事だって、視点を変えればどれもこれもどちらかが傷ついている

巻き込まれた人だって、阻止してきた計画だって、何かどうしようもない理由があってそれを解決しようという意図を持って、在ったはずだ

それを自分は破壊してきた。そして、新しいものを作り出してはいない

敵だから仕方ない? 悪だから仕方ない?

          げんじつ
だったら、簡単にその 幻 想 を殺してもいいのか。破壊してもいいのか

相手にだって主張はある。守っていたものだってある

どうして自分一人で決め付けて判断が出来ると言うのだ

そう言う自分勝手が、これまでのことにはあったんじゃないのか

上条(だったら、どうしろってんだよ)

何かあって、それを独断出来なければ、そもそも動けやしないじゃないか


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
332Res/504.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice