過去ログ - 上条「なんだこのカード」 SEASON 4
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319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/07(木) 15:15:07.40 ID:kuk3dVuOo

浜面「脱出艇に書いてあっただろうから予想してたかもしれねえけどさ。俺達、ハイアーに忍び込んでたんだ。機体のデータ盗むためにな」


上条「は? ちょ、それマジなの? つーか、正気かよ?」

浜面「あの時は正直、正気すぎて頭変になるレベルだったぐらいだぜ」

上条「はぁー、そうですか。いきなりでかい話だな。ってか、俺達って?」


浜面「俺と半蔵」


上条「だよな、お前だけとか無謀すぎるし」


浜面「どーいう意味だよ。……確かに俺だけだったらまず考えもしねえんだけど。でも、そんな半蔵は今ここに居ねぇんだ」


上条「ここって、ロウワーに?」

ああ、と浜面は頷き、一方通行の方を見た

一方「居ない、だと? じゃァどこにいる」


浜面「単純に言えば、あいつはまだ、ハイアーにいる。残ってる。言っとくが、別に捕まったとかじゃない。そっちのほうがマシなぐらいだ」


上条「許可なしでハイアー忍び込んでて、捕まってた方がマシって。……おいおい、それってどんな状況だ」

尋ねられ「うーん、それはな」と浜面は、少し考えるように間を取った

浜面「今の人間ってさ、微小機械入ってるじゃん? 複雑な操作が必要なときは流石に専門知識必要だけど、それ以外なら手足を動かす感覚でいろんなもんにアクセス出来る」


一方「何の話かと思えば、今更だな。ここの人間に入ってるのは相当な旧式で、ものによっちゃエラー起こすぞ」


いきなりの急な話題の転換に、上条はまた首を傾けるばかり

浜面「実体験済みだ、それ。逆に、それは俺達を守ってくれたりもする。悪辣な環境に対して、中毒にならない程度に身を適合させたりな」


上条「それって、人間の元々の適応能力を効率化させた程度のもんらしぞ。聞いたことある」


浜面「へぇー、そうなのか。でもそれって、例えばこのロウワーの汚染された砂漠化地帯でもある程度生きれるとかって話だろ。……実はより機械的な劣悪環境、例えばコロニー環境管理ユニットの頭脳部分の一部と体が混ざっちまったなんて状況ですらも、何とかしちまうんだよ。微小機械ってやつはな」


突拍子もない具体例

確かにそういう入力デバイスのある装置に指を突っ込むなどすれば、微小機械を介在して、より直感的に制御や入力は出来る

だが、流石に体が入って混じると言うのはどうなのだ。そしてそれを今持ち出すと言うことは

上条「……ちょっと待て、それって。どういう意味だ?」


浜面「わからねえか。まぁわかんねえよなぁ」

そこまで言って、急に、彼の目がクワッと見開いて、激しい表情を作り出した

溜め込んでいたもの、というものだろう



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