過去ログ - 上条「なんだこのカード」 SEASON 4
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52:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/19(月) 21:20:46.40 ID:clCjz2IDo
そして、折角の隙を狙うのは彼女だけでもない

少女たちと一人の男の前で、彼女、ローラ=スチュアートも土塊と化した量の腕を地面に叩きつける

傍から見れば四つん這いになったようにも見えるが、決して倒れ込んだ訳ではない

回復に消耗してしまった為に、今直ぐに使える力は万全の大地のそれではないが

それでも、神を下ろす器の試作品である彼女だ

如何に陳腐で単純な術式であっても、その威力は異常と呼ぶべきところまで昇華される

ローラ(逆に、下手に細工の効きしものでは、純粋な力負けで終わってしまう)

単純に、ただ、あの胸のコアを打ち破るため

あの存在が危うくなれば、もしくは斃れるようなことがあれば

あの男、クロウリーはもう一度姿を現すはずだ

ローラ(その時に、"時項改変"の方法さえ学べば。全てが、全てが上手くいく)

現状なら、"やり直し"という方法を拒む人間などないだろう。私の行いは全ての人が望みしもの

言うなれば、一つも折り目無く机の上に敷かれたテーブルクロスの中心を摘み上げるように

彼女の目の前の場所に、モスクワの地表が集まり、縦方向へ伸びていく

瞬く間に、それは地上に在ったどの建築物よりも高い尖塔のようなフォルムとなり

何が、と直ぐ横の少女は思ったが

思った瞬間、それは一気に巨体の胸へと伸びていく

"バベルの塔"。それは、挑戦

神が人類から挑戦され、怒って壊したと言う説が一般的であるが

"再びの大洪水という形で脅され神の奴隷になるぐらいならば、高き塔を立てて神域へ達し、逆に復讐してやろうぞ"

という目的で建設されたと言う説もある。どちらにしても、神への挑戦と敵意は、本物だ

ローラ(神を斃さんとする目的に、これ以上の"人間として"の反撃に沿うものは無し!!!)

狙いはもちろん彼奴の中心部。伝承の如く、刃物の如き尖塔の先端が神に接触するまでは一瞬

鋭利な先端が異常な硬さを誇る胸膜に刺さり、砕ける


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