過去ログ - 上条「なんだこのカード」 SEASON 4
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57:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage]
2011/12/19(月) 21:23:51.24 ID:clCjz2IDo
(でも、まだ足りない)

少女には分かってしまっていた

彼女らを掛け合わしただけでは、まだあの胸膜を完全に貫くには程遠いということを

自分は手伝うと言った。だから、探さなければ

相手がいくら強大だといえど、その大部分はこちら側には向かっていない。代謝レベルの行動しか、相手はしていない

この程度なら、まだ破れるはずだから

今欲しいのは鍵だ。あの胸の扉を切り開くような、強い意志を持った何か

あんな存在に表立った敵意を現しているのは、彼女らの他に3つ

一つは今まさに力比べをしている"幻想殺し"

これは駄目だ、扱えるような代物じゃない

もう一つはただあるだけの"一方通行”

まさか狙っているとは思わなかったが、これも駄目だ。触れれやしない

もう一つある。これは女、第三位

いや違う。この人の執念が向いているのは、あの巨体じゃない

滝壺(だめ、駄目。なにか、扱えるものじゃないと)

こうなったら、この中の誰かを使うか?

髪の青いのは駄目。座標移動は役に立たない。絹旗は今まさに使っている

劣化複製品程度ではいくら熨斗をつけたところでたかが知れている

結標「ねぇ、大丈夫?」

難しい顔をしている少女を、彼女は気遣ったのだが

滝壺「……誰?」

他のものに興味を取られてしまっていた

結標「誰って、今更?」

滝壺「あなたじゃない。……でも、誰かは知らないけど」

だが、彼を使うには乗っ取りじゃ駄目だ。単純な力関係の維持ならばまだ何とかなるが、根本的に魔術は超能力よりも複雑だ

だから、何か移動させる手段が必要だ

滝壺「使うしか、ない」

丁度良いところに、便利な移動手段があるじゃないか

結標「―――――ぅあっ」

更に一人、女の意識が奪われた


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