過去ログ - 上条「五和と入れ替わった」
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102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県)[saga sage]
2011/11/22(火) 05:38:34.35 ID:eIl0AXUOo


神裂「土御門、今は冗談を言っている時ではありません。あなたもそれは分かっているでしょう?」

土御門「ああ、分かってる。だからこそ今は持ちうる情報を全て出して話そうとしてるんだ」

建宮「……それは天使に近い何がある、と言っていると解釈して良いのよな」

土御門「その通りだ。九月三〇日、学園都市にあるモノが突如現れた」

上条「おい……それってまさか」

土御門「『ヒューズ・カザキリ』と言うらしいな。あの『前方のヴェント』を無力化する程の力を秘めた存在だ」

神裂「……それが天使に近いモノ、と言いたいのですか」

土御門「カミやんも間近で見ただろ? あの姿、そして学園都市に広がっていった光……天使に近い何かと呼んでも良いだろう」

上条「だからって、『御使堕し』とは状況が違いすぎるだろ……入れ替わりが起きるのは本物の天使が降りてきた時だけじゃねえのか?」

土御門「もちろん、本物の天使程の力は無いだろうな。……ただ、ここで重要なのはそこじゃねえ。天使に近いモノが存在する、それが鍵なんだ」

五和「それが存在すると、入れ替わりが起きるという事ですか?」

土御門「要は模倣だ。天使に近いモノが存在する時に『御使堕し』と同じような術式を組み、地脈の流れやその他の条件をクリアすれば」

神裂「『御使堕し』と同じ様な状況にする事が出来る、と言いたいのですか。……随分、無理のある考えですね」

土御門「無理があるのは十分承知だ。ただ、今回は天使を降ろす事が目的じゃねえ。あくまでもその『副作用』だ。
     現象よりもその副作用を起こすのが目的、ってのは良くあるコトだろ?」

建宮「だからと言って、魔術を発動させるのが簡単になった訳では無いのよ」

土御門「考えてもみろ、全世界に影響を及ぼした大規模魔術など必要ない。たった人間二人だけが影響を受ければいいんだ。
     右手に影響しないような繊細なモノだったとしても、六十億を相手にする訳じゃねえ。しかも場所は学園都市のある一室、両社に距離がある訳でも無い」

五和「そう聞くと困難では無いように感じますが……それでも」

上条「そんな事が出来るヤツが居るのか? それに、そいつの狙いは何なんだよ?」

土御門「それは……」

神裂「早く言いなさい、土御門。あなたはもう分かっているのでしょう?」

土御門「……悪い、そこまではオレにも分からねえんだ」




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