120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県)[saga sage]
2011/11/28(月) 02:40:52.84 ID:igU/FLb1o
五和「魔術も使えず捕まってしまい、結局上条さんを護るどころか迷惑をかけてしまいました……」
上条「迷惑って……そんな事ねえよ、それに五和は戦ってたじゃないか。俺なんかよりもよっぽど立派だ」
五和「でも……もし入れ替わったのが私ではなく、例えば女教皇様だったとしたら……私よりも、きっと」
上条「五和……」
五和「私は上条さんみたいに一人で立ち向かう事も出来ませんし、女教皇様の様に多くの敵を一人で相手にする事も出来ません。
結局一人では何もできない、そんな弱い人間なのかもしれない……そう思ってしまって」
上条「それで悩んでたのか?」
五和「……はい。すいません、ご心配おかけしました」
上条「あのさ……言っておきたい事があるんだけど、聞いてくれるか?」
五和「ええ……何ですか?」
上条「色々あって大変だけど、俺は……五和と入れ替わって良かったと思ってんだ」
五和「か、上条さん……? それはいったい……」
上条「いや、そんな大した理由じゃねえんだ。なんつーか……こんな状況でも楽しく過ごせたのは五和のおかげだと思ってる」
五和「楽しく……でも、入れ替わったまま元に戻れないかもしれないんですよ?」
上条「……それでも構わないって今は思ってるんだ。誰かに狙われたり、また巻き込まれたりして無事には生きられないかもしれない。
そうなったとしても、五和と一緒なら……近くにお前が居てくれるなら乗り越えられると思う。……他のヤツにも迷惑かけちまうだろうけどな」
五和「私でも……何も出来ない私でも本当に良いんですか?」
上条「何言ってんだよ、お前みたいに何でも出来るヤツも居ないぞ? 五和は弱くなんかない、それは一緒に何度も戦ってきた俺が保証する」
五和「…………」
上条「……五和? どうし――なっ……!」
五和「……ありがとうございます、上条さん」
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