151:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga sage]
2011/12/10(土) 18:30:47.35 ID:rWBMrX3Fo
「ハッ、そんな怯えた目で見られてもやる事には変わりはねえんだ! だったら少しは私を楽しませやがれ!」
繰り出される蹴り、そしてその度に吹き飛ばされる五和。よろめいた所にまた女の一撃が繰り出される。
「ぐっ……! があっ……こ、こんなもので……」
「さっきみたいに私を殺そうとした目をしてみろよ! 情けねえぞ、×××が腐ってんじゃねえのか!?」
その状況を傍観している事が出来る人物はこの場には居ない。女目掛けて上条は猛然と走り攻撃を仕掛けた。
「……テメェ、五和から離れやがれ!」
上条はその場に落ちていた鉄パイプを拾い、渾身の力を込めてそれを女に振り下ろす。
しかし、それも五和の槍と同じ様に光るアームによって役に立たない物と化した。
女は右手で怯んだ上条を殴りつける、その衝撃で上条はよろめき、そこにまた蹴りが入る。
「がっ……クソッ……! おおおおおお!」
「そんな風に怖い顔してたら男が逃げてくな、それならいっその事誰にも見られない顔にしてやろうか!」
猛る上条を蹴りで吹き飛ばし、そのまま再び五和の方に向かって攻撃を再開する。
「ごふっ……うっ……か、上条さん……」
腹に、足にと身体の至る所に休みなくその攻撃は続き、ついに五和は地面に伏してしまった。その倒れた五和の頭部を女は容赦なく踏みつける。
一度ではなく執拗に何度も何度も、その度に五和は声にならない声をあげ、終いには空気を吐き出す事しか出来なくなっていた。
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