過去ログ - 女教師「折角のクリスマス・イヴだし、付き合ってあげる」
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22:nu[saga]
2011/11/10(木) 23:23:09.04 ID:3DymN/oc0
でも、少しだけ考えちゃう時だってあった。
神社の中で初恋のあの子と一緒に歩いていた男の事をたまに思い出す。
一度見ただけだけど、何故だかはっきりと印象に残ってる。
背が高く、茶色い長髪の男で、美男と言える顔立ちだった。
外見だけで判断する事じゃないんだろうけど、軽薄そうな印象を持った。
多分、実際に軽薄なんだろう。
半年もしたらあの子と別れて、
何事も無かったかの様に違う女と新しい蜜月を過ごすんだろうと思う。

いや……、過ごしてるんだろうな。
あの初詣から二ヶ月後、あの子が彼氏と別れたという話を又聞きした。

「おまえあの子と仲良かったみたいだし、
あの子がフリーの今ならチャンスなんじゃないか?」

なんてクラスメイトによく分からない気を遣われたりした。
でも、僕はそれには苦笑して首を振る事で応じた。
彼女への想いが冷め切ったってわけじゃない。
フリーだろうとフリーでなかろうと、
きっと僕の想いは彼女には迷惑だろうと思えた。

彼女は僕と仲良くしてくれていた。
一緒に遊びに行ってもくれたし、僕の手を取って笑い掛けてもくれた。
だけど、それは別に僕の事を好きだったから取った行動じゃない。
単なる友人として、気さくに振る舞ってくれていただけなんだ。
その真意を勝手に取り違えられて、
恋心に発展させられるなんて、迷惑以外の何物でもないだろう。


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