過去ログ - 女教師「折角のクリスマス・イヴだし、付き合ってあげる」
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nu
[saga]
2011/11/12(土) 22:12:59.05 ID:qE1TFovX0
自分は孤独じゃなくなれるんじゃないか?
誰かと肩を寄せ合って、胸の中の孤独感を払拭する事が出来るんじゃないか?
そんな気がして、誰かの傍に居たくなってしまう。
誰かの優しさに期待したくなる。
でも、それは自分勝手な妄想だ。
哀しいだけの祈りなんだ。
クリスマスの時期はそういう事を否応無しに実感させられる。
クリスマスは自分以外の誰もが幸福に見える時期だから。
幸福に見える人達の表面に胸を揺らされ、
他人の幸福の裏側にある孤独や虚無感が見え難くなる時期だから……。
だから、僕は今日寂しかったんだ。
孤独なのは分かり切ってるのに、
寂寥に胸を支配されそうになって、思わず街に脚を踏み入れてしまったんだ。
僕が孤独なのは僕自身の責任もあるし、今はそれでいい。
胸が張り裂けそうに痛むのも構わない。
でも、せめて……。
せめて、他人の幸福の中には、真実の幸福もあるはずだって思いたかった。
真に心から安心して誰かの傍に居られる幸福もあるはずだって思いたかった。
これまで何故か僕の傍に居てくれた『あいつ』が、
今その幸福を噛み締めていてくれるはずだって信じたいんだ。
『あいつ』だけは誰かの傍で幸福で居てほしい。
その『あいつ』の姿を目にしたくて、
会えるはずもないのに、広過ぎる冬の街に独り身で乗り込んだんだ、僕は。
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