過去ログ - 女「そこまでです、タイムトラベラー!」男「またかよォッ?!」
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17: ◆N1RGqRourg
2011/11/09(水) 23:34:15.57 ID:5l5SxB660

―――――。

 蒼く、淡く輝く砂粒。
蒼い大きな渦がその集合体。

 俺のタイムトラベルには、いくつかの制約がある。

その内で一番大きい物が、”手元に何らかの情報がないと時間を飛べない。”ということ。

そして更に、その情報が記録された時間と場所にしか行き先は選べない。


 発掘大好きな考古学者などは重宝しそうな制約だが、
未来に帰る為にはかなりめんどくさいプロセスを踏まえなければならないので、俺は何千何万年も時を越えるつもりは無い。


 どこか遠くの渦の中から、いくつかの蒼い光が漏れ出て行き、遠いどこかの星の表面で集まる。


その光が、サラサラと握り締めたレシートの形に寄り集まってゆくイメージ。

足先から頭へと下降感が走り巡り、足元に地を踏みしめる痛みを感じるとともに、蒼い光のレシートはサラサラとまた崩れ去ってしまった。


 ゆっくりと息を吐く。

正直辛い。

時間を飛ぶことがじゃない。

飛ぶ時に椅子に座っていたので、今は完全に空気椅子なのだ。

男「フッ………フゥッ…フフゥワツ!!」

 体に限界を感じ、眼を見開いてゆきながら、思いっきり後ろへと倒れた。


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