過去ログ - 女「そこまでです、タイムトラベラー!」男「またかよォッ?!」
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35:はい、友は女です。 ◆N1RGqRourg[sage. saga]
2011/11/11(金) 02:19:46.16 ID:UlAwgUiM0

―――――。

友「もしかして、さ…」
男「うん?」
友「ボクの仕事が終わるまで、いつも待っててくれてる?」

 図書室で適当な本を読みながら時間を潰していたら、
受付にいた友がローラーの付いた椅子に跨りながらスイスイとこちらに回り込んできた。

男「…どうだろうな。」
友「ふふん、寂しい奴め。」

 意外と傷つくな。

男「そういうお前……は大丈夫だな。委員仲間とも仲良いし、教室でも浮いてないし。」
友「あ…気にしてた…?」
男「そのことを今おま…友に気付かされたっす。」

 自己保身やら慈善的な判断やらで、俺はあんまり友達を作らない。
でしゃばりたがりを演じながら、その実誰よりも秘密を抱えている。

男「…真逆のものが合わさり最強に見える……」
友「そんなこと言ってるから友達が少ないんだよ。」
男「ウッセェ…ズズッ!きにしちゃいねぇやぁぃ!!」

友「大号泣じゃないか、悪かったよ…はい、君のハンカチ返すから。」
男「アリガド……ズビズバー!!って…これ探してたやつじゃねぇか。友に貸したまんまだったのか。」
友「色々助かったよ、ありがとう。……色々と」

 な、なんだ!その含みのある言い方は!

友「ふぇーっふぇっふぇっふぇっ!!」
男「俺のハンカチで何をした…?」
友「そこの受付でこぼした牛乳拭いた。」

男「クッッッッッセ!!!!!」

 友は図書委員と俺のハンカチを何だと思っているのか。

友「喜ぶかと思って」
男「喜ぶかぁっ!!」
友「だって男がよく読んでる本だと、よく女の子が牛乳被ってるじゃないが。」
男「それは教室限定での読み物だろうがっ!!」
男「それに、ビショビショの受付台と男物のハンカチを見て誰が喜ぶっ?!」

友「妄想たくましい人が…」
男「なぁ、近い内にあの本全部処分するからその考え方は辞めようよ。」

 俺が悪かったから…


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