過去ログ - ヴォルデモート「小娘、この俺様がお前のサーヴァントになってやろう・・・・」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（京都）
2011/11/10(木) 17:54:52.23 ID:ui7oJZBX0
その部屋の中には、莫大な魔翌力が溢れていた。その莫大な魔翌力の量には、普段魔術を扱う遠坂凛であっても戦慄せざるを得ない。
聖杯の力さえなければ、決して使役することなどできない存在だからだ。

とはいえこの魔翌力量に召喚したサーヴァントのクラスであるセイバーを考えれば、今回の聖杯戦争の勝利は確実と言ってもいいだろう。
聖杯戦争を始めたのは、御三家と呼ばれるマキリ、アインツベルン、遠坂の三家だが、遠坂家はどの聖杯戦争でも聖杯を得られることはできなかった。
魔術師である父は最後に父ではなく「聖杯を必ず遠坂の手に・・・遠坂の悲願を成就してくれ・・・」と魔術師としての道を選んだ。
父、そして遠坂家の悲願を叶えるためにもこの聖杯戦争に必ず打ち勝つのだとその決意に彼女は満ちていた。

が、そううまくはいきはしなかった。何故なら召喚したサーヴァントは、セイバーではなかったからだ。

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