過去ログ - 魔法少女とその考察
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32:物書き ◆MAGtVGUz8I[age]
2011/11/14(月) 22:39:01.07 ID:LT6QhBZ/0


あたしは、ルワージュさんに案内されて食堂という大きなホールに通された。そこには大きな円卓があって、さまざまな料理が並んでいた。
そして、円卓に座っている20人の人たち。
「皆さん、魔法神が着ましたよ!」
ルワージュさんが入って早々、その一言を発するとみんなあたしのほうを見る。
「かわいいいいいいい!」
真っ先に駆け寄ってきた16歳くらいの男の娘。
「うわああ!綺麗な黒髪ー!しかもボブとか、とってもかわいい!ねえ、名前なんていうの?」
「へっ?あ、ええと、アリスって言います」
「きゃああああ!名前もかわいいいいい!」
「△※×☆!?」
抱きつかれて声にもならない悲鳴を上げた。
もう、なにがなんだかわからなくなってしまっていて…。
「あ!カオル、アリスちゃん困ってる、困ってる」
「え?あ!本当だ…ごめんね?」
「い…いえ…」
「ボクはカオル。風の神だよ」
「カオルがゴメンね?ボクはスグル。カオルの兄で、水の神だよ」
顔がそっくりな2人。
風神、水神ってところかな…?
「カオルくん、スグルくん、席にもどってくださいね?アリスさんの席はこちらですよ」
ルワージュさんが案内してくれる。
あたしは促されるままに座った。

「さて、まずは今日の趣旨ですかね。今日、新しい神が2人生まれました。そのお祝いと親睦をこめたパーティーです」
みんなが静かに聴く。
「では、自己紹介をしていきましょうか。僕は創世神のルワージュです。そうですね、時計回りで行きましょう」
…ってことはあたしですか…。
「あ…えっと…はい。あたしは今日魔法神になったアリスです。よろしくお願いします」
まばらに拍手が起きる。ちょっとうれしい。
「アタシは火の神、アレクサンドラよ。アレクって呼んでね」
赤いドレスが印象的な、綺麗な女性。すごく、かっこいいなあ…
「ボクはさっき言ったよね?風の神のカオルですっ」
「水の神のスグルです」
カオルは緑系の服…なんだけど、どうみても女ものです。ごちになります。
スグルは青系の服。すっごく似合ってる。
「わたしは土の神のイズバルです」
すごく綺麗な男の人。物静かそうで、なんかデキル大人の男って感じ。
「私は雪の神カランよ。よろしくね」
白を基調としたドレスがとても似合う女の人。美しい、って感じ。
こんな感じで自己紹介が進んでいって、最後の一人になった。
「はじめまして。俺は今日電気の神…正確には雷の神になったダイキです」
ダイキ…彼はハーフみたいな顔立ちをしてた。名前からして日本人のようだけど、染めてるわけでもない似合ってる金髪で、瞳の色は吸い込まれそうなブルー。
だけど、目鼻立ちは日本人な感じ。
「これで、全員の自己紹介が終わりましたね!さあ、ここからは夕飯を食べながら少し話しましょう」

こうして、あたしは彼に出会ったんだ。


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