73: ◆MAGtVGUz8I[sage]
2011/11/24(木) 23:23:42.45 ID:aPl4Ik9h0
少しさびしそうな顔をして、マキが笑う。
「あたし、決心したんだ。死のうって。それしかないんだよ、方法が」
「わかんないよ! ねえ、どうして死ななくちゃいけないの? ねえ!」
「もう……生きていたくないから。ここにいちゃいけないから……」
「なんで? あたしは、マキにいてもらいたのよ?」
「ごめん…ね」
マキはカナエに背を向けると、教室から走り去る。
カナエは教室からでるマキの背中に声をかけた。
「マキ……!」
マキは振り返ると、悲しそうな顔をして
「いままで、ありがとう、カナエちゃん。……さようなら」
そういって階段へといき、上の階へと駆け上がっていく。
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