過去ログ - QB「僕が男の子と契約できないのかって?」
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◆0Cw1O/qGmE
[saga]
2011/11/16(水) 11:49:56.95 ID:zKWmSN1O0
ノリスケ「それすらも100%の保証はありませんでした。しかし、私と妻はそれに賭けるしかなかった。いや、妻のタイ子には後から話しました。私の独断でおこなったことです。僕はこの期に及んでもなお、自らが犯した罪から逃げようとしているのか…」
ノリスケ「イクラの出産で、妻の身体もただではすまなかったのです。彼女は、もう、子供を産める身体ではなかった…。そんな彼女に、このように残酷な話などできなかった」
ノリスケ「その結果、イクラはなんとか生きながらえることができました。ただ、『ナミエ』としてではなく、『イクラ』という不完全な男の子としてですが」
ほむら「…あなたは悪くないわ」
マミ「そうよ。命とは、そう簡単に諦めていいものではないわ…」(私だって…)
ノリスケ「ありがとう。暁美ほむらさん、巴マミさん」
ノリスケ「しかし、私の判断の所為で、イクラは…」
ほむら「ある日、イクラさんは、自分の出生の秘密に気づいてしまった。そのことが心のゆらぎを招き…」
さやか「そのとき出現した魔女との戦いで自分の限界を見誤って…」
マミ「そして、精神的にも破綻して『覚醒』してしまった、と…」
ノリスケ「はい…。正確には『覚醒』ではありませんでしたが…」
杏子「そうか…、イクラは男の子じゃなかったからな…」
マミ「えぇ、でも女の子でもなかった…」
ノリスケ「さらに、不幸の連鎖は止まるところを知りませんでした…」
ノリスケ「イクラが『化け物』へと変化したその瞬間を、タラオちゃんが見てしまっていたのです」
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