過去ログ - QB「僕が男の子と契約できないのかって?」
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275: ◆0Cw1O/qGmE[saga]
2011/11/21(月) 22:23:43.86 ID:+wZduIwY0
【事件後 暁美ほむらの手記】

まどかは何も覚えていなかった。

なぜ、自分があそこにいたのかも、記憶には残っていないようだった。

あのとき、エイミーがまどかに近づいて、その後、まどかは光につつまれた。

その光の中から現れた女性、彼女も自分のことを「まどか」と名乗っていた。

彼女は誰なのか。

魔女は消えた。最後まで正体がわからなかった覚醒者の気配は、タラオのものだったと思う。

リカは、タラオと一緒に、どこか異なる次元に行ってしまったように感じた。

きっと、「まどか」が彼女達を救うために、光の中に閉じ込めたのかもしれない。

あれから、まどかも、さやかも、杏子も、マミも、みんな何事も無かったかのように生活している。

彼女たちは、私が最後に魔女を倒したと思っている。真相は話していない。自分たちが魔女化しかけたなどと、知りたくもないだろうし。

まどかとさやかからは、今日もこれからマミの家に遊びに行くと誘われている。アップルパイの作り方を教えてほしいと言われた。

杏子は、あいかわらず食べ物の話ばかり。マミは、また新しい紅茶を用意したと言っていた。

普段通りの生活を取り戻すことができた。

この平和がいつまで続くのか。

リカは、タラオのことを想っていた。その想いのあまり魔女となった、不幸な魔法少女。

私たちは魔法少女。

私たちも、いずれ。


【完】


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