過去ログ - QB「僕が男の子と契約できないのかって?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
2011/11/11(金) 15:50:09.91 ID:+xvuAOaw0
カツオ「イクラちゃんは見てのとおり、覚醒者になってしまった」
カツオ「当然、他の魔法少女や魔法少年から狙われる対象になってしまったわけだ」
カツオ「そこでタラちゃんは、ある決断をしたのさ。親友であるイクラちゃんを助けるために、イクラちゃんと一生友達でいられることを願った」
カツオ「そう、その願いの力によって、魔法少年になった」
カツオ「タラちゃんは、イクラちゃんと戦った。他の誰にも手出しをさせずにね」
カツオ「そして、タラちゃんはイクラちゃんを倒したんだ」
カツオ「たった一人の、それもルーキーの魔法少年が覚醒者を倒すなんて、信じられなかった。『願い』の力は本当にすごいね」
カツオ「タラちゃんはイクラちゃんを倒した。でも殺さなかった。イクラちゃんは力を封じられたものの、死ぬことからは免れた。つまり、願いどおりに一生イクラちゃんの側に友達としていられるようになった」
カツオ「でも、それだけでは終わらなかった…」
カツオ「願いの成就のために、強制的にあり得ないほどの魔翌力を放出したタラちゃんは…、覚醒してしまったんだ」
カツオ「その後の歴史はみんなも知っているとおりさ。他の覚醒者がやられていくなか、タラちゃんはイクラちゃんをつれて、誰にも知られることのない最果ての地に身を潜めた」
イクラ「この結界空間を見渡してごらんよ。蒸し暑くて、たくさんの木に囲まれて、耳を澄ませば遠くからセミの鳴く声が聞こえる」
イクラ「そう、夏休みのイメージだよ。タラちゃんはここで、僕とずーっとすごしてきたんだ」
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