過去ログ - 生徒会長「――キスがしたい」 男「……ああ、良いぞ」
1- 20
108:>>106まあまあ。 ◆1IahjnNtgQ
2012/07/22(日) 02:49:55.76 ID:Upfq2Xn9o
メイド「そのような事はないかと」

男「あれ、メイドさんは行かないのか?」

メイド「旦那様からの命で、男様と話をするようにと承っております」

男「……なんでまた俺なんかと」

メイド「それは将来、男様が私の御主人様になるからではないかと」

男「御主人様ってなんだそれ……」

メイド「言葉通りの意味でございます。いずれ、この家の主となりますから」

男「まだ決まってないっていうのに……せっかちだなぁ」

メイド「そうでもないと思いますよ?」

男「そうか?」

メイド「はい。男様は――」

男「すまん。話を切るが良いか」

メイド「はい、なんでしょうか?」

男「……その『男様』っていうのをやめてくれないか?」

メイド「…………? なぜでしょうか?」

男「物凄くこそばゆくて落ち着かない」

メイド「そうでしたか。気付けず申し訳――」

男「そんなに畏まらなくても良いぞ、疲れるだろ? それに、気軽に話してくれないとこっちも疲れる」

メイド「…………………………………………えっと」

男「ん?」

メイド「……申し訳ありません。どのような話し方をすれば良いのか判別が付きません……」

男「…………もう少し、砕けた言い方でも良いんじゃないか?」

メイド「砕けた、ですか。はい、やってみます」

メイド「すぅ……はぁ……。男さん、これくらいでも宜しいでしょうか?」

男「もうちょっと砕けても良いんじゃないかな? 『宜しい』を『良い』とか」

メイド「えと……はい。畏ま――分かりました」

男「そうそう」

メイド「……なんだか喉が変な感じになります」

男「慣れだよ、慣れ」

メイド「そうですか……。はい、頑張ります」

男「頑張るほどのものじゃないと思うけど……まあいいか。すまんな」

メイド「いえ、大丈夫です」

男「それで、だ」

メイド「はい」

男「……一体、何を話したら良いんだ?」

メイド「……さあ。世間話、でしょうか?」

男「どうなんだろうな。まあ、テキトーに話そうか」

男「そうだな。メイドさんは何か俺に話したい事とかあるか?」

メイド「話したい事……ですか」

メイド「………………………………………………………………あ、一つだけあります」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
167Res/130.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice