過去ログ - 生徒会長「――キスがしたい」 男「……ああ、良いぞ」
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◆1IahjnNtgQ
2011/11/19(土) 07:00:19.62 ID:pvNul5cGo
男「それなら俺は振り向くとでも?」
生徒会長「まったく思わないな」
男「……なら、何が対策なんだ?」
生徒会長「簡単な事さ。男が振り向かない限り、今から五秒毎にこのシャツのボタンも外していく。
そして、その次はシャツを脱いで、そして最後はスカートとなる」
男「……一応聞いておくが、それでも俺が動かなかったらどうする?」
生徒会長「そんな裸も同然の状態で抱き付こう」
男「勘弁してくれ……そもそも、なんでこんな行動に出たんだよ」
生徒会長「さっきも言っただろう? ……寒いんだ、心が」
男「それと服を脱ぐのに何の関連があるんだ」
生徒会長「今日は一段と寒くてね。もっと、温かくならないと耐えれそうにないんだ」
男「…………なあ」
生徒会長「露骨に時間を稼ごうとするのは愚考だぞ?」
男「チッ……」
生徒会長「ああそれと、暖房は利いてるようだが、それでも少し肌寒いな」
男「ならさっさと服を着ろ。下着もだ」
生徒会長「その言葉には従わないとしよう。
……さて、掛けているボタンは三つ。つまり、二十秒もすれば私は上半身を完全に露出させるという訳だ」
男「……俺にも考えはあるぞ?」
生徒会長「下着は掛け布団に包まらせておいた。後ろ向きで下着を飛ばさず、尚且つ私の抵抗を無力化して羽織らせれるかな?」
男「…………」
生徒会長「では、カウント開始だ。……一」
男「…………」
生徒会長「二……三……四」
男「…………」
生徒会長「……五。まずは一つ目のボタンだ」プチ
男「本当に外しやがったのか……」
生徒会長「有言実行な性格でね。六……七……八……九……」
男「………………」
生徒会長「十。二つ目――残り一つだ。早く覚悟を決めようじゃないか」プチ
男「………………」
生徒会長「だんまり、か……。十一……十二……十三……十四……十五」プチ
生徒会長「さあ、次はシャツを脱ぐ番だな。十六……十七……十八……十九……にじゅ――」
男「ああもう分かった!!」クルッ
生徒会長「やっと振り向いてくれたな。それとも……君はこんなギリギリな裸シャツが好きでワザと?」
男「黙れ痴女め」
生徒会長「くつくつ。そんなに怒らないでくれ。……私は、必死なんだ。許してくれ」
男「…………」
生徒会長「さて、このままいつものように抱き付こうではないか」
男「おい……」
生徒会長「――私は本気だ」
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